日経225先物で「指値/逆指値のOCO注文」と「引け成行(引成)」を組み合わせて自動で転売したい――このニーズに対応する証券会社の注文機能について、主要ネット証券の実例を交えて解説します。
OCO注文+引成の組み合わせは可能か?
OCO注文とは、2つの注文を同時に出し、どちらかが成立するともう一方が自動キャンセルされる仕組みです :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
これに対し「引成(ひけ成行)」は、当セッションの引け時に成行で約定させる注文です :contentReference[oaicite:1]{index=1}。これらを同時に設定するには、証券会社の執行条件対応が鍵になります。
SBI証券・楽天証券・松井証券の対応状況
SBI証券は、日経225先物にてOCO/IFDOCO注文に加え、「引成」の執行条件を選ぶことが可能です :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
楽天証券では株の引成注文に対応していますが、先物では未確認です。株式での対応を参考にできるものの、先物で明示はない点に留意が必要です :contentReference[oaicite:3]{index=3}。
松井証券も先物・オプション取引で執行条件として「引け/引成」を選べるようになっています :contentReference[oaicite:4]{index=4}。
理想的な注文フロー(例)
以下の流れで設定すれば、「指値/逆指値/約定しなければ引け成行で決済」という注文が可能です。
- 新規建て注文を指値または成行で発注(OCOの一方)
- 逆指値を併用して損切ラインを設定(OCOの他方)
- 両方約定しなければ、引成での成行注文を準備しておく
最終的に当セッション引けでの成行決済が自動で行われます。
注意点と確認すべきポイント
- 有効期限の指定:「当セッションのみ」「期間指定」などで引成のタイミングに注意
- 成行時のスリッページ:引成では価格が読めないため、リスクがあります
- 証券会社ごとの画面表記:同じ注文方式でも名称や設定手順が異なる場合があるため、事前に入念に確認してください。
まとめ:注文対応を使い分けて効率的な決済を
・SBI証券や松井証券をはじめ、一部ネット証券ではOCO+引成の併用注文が可能です。
・楽天証券は株では対応あり、先物も対応の可能性がありますが事前確認が必要です。
・成行決済にはスリッページのリスクがあるため、注文設定や注文画面での確認は怠らないようにしましょう。

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