「月1万円の積立NISAって意味あるの?」と疑問に感じる方も多いかもしれません。結論から言えば、十分に意味があり、むしろ長期投資の本質に合った堅実なスタートです。本記事ではその理由を、具体的な数字や実例を交えて解説します。
月1万円でも複利の力で資産は増える
積立NISAは年間最大40万円(月33,333円まで)投資可能ですが、月1万円でも資産形成には大きな力を発揮します。
たとえば、月1万円×20年間、年利5%で運用した場合、元本240万円に対して約330万円以上に成長します。これは「複利効果」によって運用益が雪だるま式に増えていくためです。
積立NISAは“非課税”が最大のメリット
通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、積立NISAは最大20年間、その運用益がすべて非課税です。
少額でも利益が出れば出るほど、非課税の恩恵は大きくなります。特に長期での運用を続けることで、税引き後との差は大きく開いていきます。
実例:30代会社員が月1万円からスタートしたケース
30代の会社員Aさんは「月1万円からでもいいから始めよう」と思い、eMAXIS Slim 全世界株式に積立を開始。
3年後には、相場環境の後押しもあり元本36万円に対して約44万円に増加。利回りにして年平均6.8%。これだけでも銀行預金よりはるかに高い運用成果です。
少額でも続けることが大切な理由
積立投資の本質は「タイミングを分散して買う」こと。たとえ1万円でも定期的に買い続けることで、ドルコスト平均法の効果が期待できます。
これにより、高値づかみのリスクが減り、相場の上下に動じずに資産を育てていくことができます。
増額はいつでも可能。無理のない範囲で調整しよう
「今は月1万円だけど、余裕ができたら増額したい」という考えも非常に有効です。積立NISAでは、投資額は年途中でも変更可能。
ボーナス時期などに合わせてスポット購入するのもひとつの選択肢です。まずは「継続すること」が資産形成の第一歩となります。
注意点:積立NISAの枠は使い切れなくても損はない
月1万円の積立だと、年間12万円。最大枠の40万円に満たないため「もったいない」と感じるかもしれませんが、未使用分が損になることはありません。
利用できる範囲でコツコツと積み立てること自体に大きな価値があります。無理に増額して途中で止めてしまうより、少額でも継続する方が結果につながります。
まとめ:月1万円の積立NISAは未来の自分へのプレゼント
月1万円という金額は一見小さく見えるかもしれませんが、20年、30年というスパンで見れば大きな差になります。
少額・長期・非課税という積立NISAの三拍子を活かせば、着実に資産を増やすことが可能です。
「意味があるかどうか」ではなく、「将来に向けた一歩」として、月1万円からでも自信を持って積立を続けましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント