NISAの成長投資枠を活用する際に、少額での株式購入を検討することがあります。その際、単元未満株を購入することができるのか、また少額の資金で何株購入できるのか、疑問に思う方も多いでしょう。この記事では、NISA枠を利用した少額投資について、単元未満株の購入方法や注意点を解説します。
1. NISA枠とは?成長投資枠の基本
NISA(少額投資非課税制度)には、一般NISA、つみたてNISA、そして2024年から開始される成長投資枠(新NISA)があります。成長投資枠は、上限額が年に最大360万円となっており、株式や投資信託に投資することができます。
特に、成長投資枠は、将来の成長を見込んだ企業に投資することを目的としており、NISAの枠を超えた投資を行いたい方にとって魅力的な選択肢となります。少額であっても、この枠を上手に活用することが重要です。
2. 単元未満株とは?
株式投資を行う際、一般的には「単元株」という単位で購入することが求められます。日本の株式市場では、通常1単元が100株となっており、例えば本田技研工業の場合、1単元が100株ということになります。
しかし、少額で株を購入したい場合、単元未満株を購入する方法があります。単元未満株は、1単元に満たない株数を購入することができるため、資金が限られている場合でも手軽に投資を始めることができます。
3. 少額で購入できる株数の計算方法
質問者の例では、SBI証券で本田技研工業の株(1444.5円)を購入したいとのことです。購入可能な株数を計算する際、以下の式を使用します。
42711円 ÷ 1444.5円 = 29.56株
この場合、29.56株となりますが、株は小数点以下の購入はできませんので、購入できるのは29株です。つまり、少額投資の場合でも、単元未満株を購入することで、1株単位で投資することが可能です。
4. 単元未満株の購入方法
SBI証券では、単元未満株(S株)の購入が可能です。S株は、通常の株式取引と同様に、証券口座を通じて購入できますが、購入単位が100株に満たない場合でも取引ができます。
単元未満株を購入する際には、購入価格や手数料に注意が必要です。SBI証券の場合、S株取引においては、手数料が発生する場合がありますので、取引前に確認しておくことが重要です。
5. NISA枠での単元未満株購入の注意点
NISA枠を利用して単元未満株を購入する場合、いくつかの注意点があります。まず、NISA枠の上限を超えないように注意しましょう。2025年の成長投資枠では、年間360万円までの非課税枠が設定されていますが、その範囲内での投資を心がける必要があります。
また、単元未満株の購入には、証券会社ごとに手数料や購入方法に違いがあります。購入前に手数料や注意点を確認し、自分の投資計画に合わせた方法を選ぶことが大切です。
6. まとめ
少額で株式投資を行う場合、単元未満株を購入することが有効な方法です。SBI証券などでは、単元未満株(S株)の購入が可能で、少額の資金で多くの企業に分散投資することができます。
NISA枠を利用した投資では、手数料や購入単位に注意しながら、自分に合った投資方法を選ぶことが重要です。少額からの投資でも、計画的に投資を行うことで、長期的な資産形成に役立てることができるでしょう。
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