日本が外国人観光客から得ている収益や経済への影響は、数値だけではピンとこないかもしれません。本記事では、2024年最新データをもとに、観光収入の額や GDP に対する比率を紹介し、さらにそれを建設・インフラの例でわかりやすく説明します。
2024年:外国人観光客の支出額は約8.1兆円
2024年、日本を訪れた外国人観光客の年間支出は記録的な約 8.1 兆円(約 54 億ドル)に達しました。前年から53%増の大幅な伸びとなり、訪日客数は約 36.9 百万人に上ります。これは観光支出としては過去最高の水準です。:contentReference[oaicite:0]{index=0}
観光支出は日本の“輸出”第2位
観光支出は国際収支上、「サービスの輸出」として扱われ、2024年には自動車に次いで日本にとって第二位の輸出分野となりました。:contentReference[oaicite:1]{index=1}
GDPに占める割合と成長への貢献
旅行・観光セクターの2024年の GDP 寄与度は約7.5%。僅かな経済成長率(例:全体の 1.5%成長)のうち、半分を観光が担った年もあり、影響力の大きさが明らかです。:contentReference[oaicite:2]{index=2}
例えるなら:何が建てられるくらいか?
では、8.1 兆円はどんな物を建てられる規模でしょうか?以下は規模感を示す具体例です。
- 東海道新幹線の東京-新大阪線の建設費は一時期約5 兆円台とされ、例えば新幹線一本分に相当
- 富士山静岡空港(約1 千億円規模)の約 80 倍、あるいは地方都市の小中学校を数百校建設できる額
- あるいは、ほぼ毎年東京ドーム約1万個分の売上と同水準
いずれも桁違いの規模であり、観光による「利益」が日本社会でどれほどの規模かを理解できるでしょう。
今後の目標と展望
政府は2030年までに外国人観光支出を15 兆円規模にまで拡大する目標を掲げています。現時点の8.1兆円からすれば倍近い伸びが求められています。:contentReference[oaicite:3]{index=3}
まとめ:日本経済の「観光力」は想像以上に大きい
2024年時点で、日本は約8.1兆円もの観光収入を得ており、これは日本経済において自動車に次ぐ第2の輸出産業に位置付けられています。
ぜひ、この金額がどんな規模のインフラや建造物に相当するかを思い浮かべてみてください。観光という「見えにくい輸出」が、どれほど国を底上げしているかが実感できます。

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