日本銀行のバランスシートと法定準備金の違いについての解説

経済、景気

日本銀行のバランスシートにおける法定準備金の意味

日本銀行のバランスシートでは、「法定準備金」という言葉が複数の場所に登場しますが、それぞれの役割は異なります。まず、純資産の部にある法定準備金は、日銀が保持する準備金であり、金融機関の預け入れとは異なります。一方、負債の部に記載されている当座預金は、金融機関が日本銀行に預けた資金を指し、その中に法定準備金が含まれています。

法定準備金と付利金利の関係

日銀に預けられた当座預金の一部は、付利対象となる額(例:5200000億円)ですが、これは法定準備金の一部ではありません。法定準備金は各金融機関が規定に従って一定額を預ける義務があり、それとは別に日銀に預けられた資金が付利の対象になります。

法定準備金の金額と金融機関別の分布

法定準備金は、都市銀行全体で約6兆円、地方銀行全体で約3兆円とされています。これは各金融機関が個別に預けるのではなく、都市銀行や地方銀行それぞれのグループ全体での合計額を指しています。各銀行が預ける法定準備金の額は、銀行の規模や取り扱う預金額に応じて異なります。

まとめ:日銀に預ける法定準備金の理解

日本銀行に預けられる法定準備金は、金融機関ごとの義務によって決まる額ですが、バランスシート上での法定準備金の意味合いは異なる場合があります。都市銀行や地方銀行の法定準備金は、それぞれのグループ全体の金額を指し、付利対象額とは切り離して考える必要があります。

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