2025年6月に予定されているフジ・メディア・ホールディングス(以下、フジHD)の株主総会を前に、同社の取締役人事を巡る動きが注目を集めています。特に、大株主である米投資ファンド「ダルトン・インベストメンツ」との対立が深まっており、SBIホールディングスの北尾吉孝会長の対応にも関心が寄せられています。
ダルトン・インベストメンツの提案とフジHDの対応
ダルトン・インベストメンツは、フジHDのガバナンス強化を目的として、SBIホールディングスの北尾吉孝会長を含む12人の社外取締役候補を提案しました。しかし、フジHDは5月16日に開催された取締役会で、これらの提案を拒否し、独自の取締役候補11人を発表しました。
この決定に対し、ダルトンは「45年の日枝体制が終焉を迎え、パーティは終わった」との声明を発表し、フジHDの現体制に対する強い批判を示しました。
SBI北尾会長の反応と今後の動向
フジHDの決定に対し、北尾会長は激怒していると報じられています。彼は、ダルトンの提案に賛同し、フジHDのガバナンス改革に積極的に関与する意向を示していました。今後、北尾会長がどのような対応を取るのか、注目が集まっています。
また、ダルトンは他の株主への働きかけを強化しており、株主総会での委任状争奪戦が予想されています。
株主総会に向けた展望
フジHDは、安定株主の支持を得ることで、ダルトンの提案を退ける方針を固めています。一方、ダルトンは他の株主への働きかけを強化しており、株主総会での委任状争奪戦が予想されています。
このような状況下、フジHDの株主総会は、企業のガバナンスや経営方針に大きな影響を与える重要な場となるでしょう。
まとめ
フジHDとダルトン・インベストメンツとの取締役人事を巡る対立は、企業のガバナンスや株主の権利に関する重要な問題を提起しています。SBI北尾会長の対応や株主総会での結果が、今後のフジHDの経営に大きな影響を与えることは間違いありません。

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