金相場が高騰している今、不要になった金歯を売却しようと考える方が増えています。この記事では、現在の金価格をもとに金歯1本の買取相場の目安と、実際の査定で注意すべきポイントについて解説します。
金歯1本の重さと素材の違い
金歯1本あたりの重さは個体差がありますが、おおよそ0.8g〜2gほどが一般的です。また、素材も純金ではなく、多くの場合は金合金(例:20K=約83.5%の純金含有)となっています。
例えば、「20Kの金歯が1.5gある」場合、含有されている純金は約1.25g程度という計算になります。これに現在の金相場をかけて、買取金額の目安が出せます。
2025年7月現在の金相場と買取金額の計算例
2025年7月29日現在、国内の金相場は1gあたり17,274円です。この価格をもとに金歯の例を見てみましょう。
例1:20Kの金歯(1.5g)
純金換算:1.5g × 83.5% ≒ 1.25g
買取金額:1.25g × 17,274円 ≒ 21,592円
ただし、ここから手数料や純度のばらつきなどにより、実際の査定額は17,000円〜20,000円前後になることもあります。
買取価格に差が出る理由
金歯の買取価格には、以下のような要素が影響します。
- 純度の正確な判定(歯科用合金のため不明確な部分も多い)
- 溶解・分析費用の差し引き
- 業者ごとの買取レート(相場の90〜98%など差が大きい)
たとえば、ある業者では「1gあたり相場の95%で買取」でも、別の業者は90%ということも。1gあたりで1,000円以上差が出ることもあるため注意が必要です。
信頼できる買取業者の選び方
金歯の買取を依頼する際には、以下のような点をチェックしましょう。
- 歯科金属に特化した取引実績があるか
- 金属をその場で測定・分析してくれるか
- 手数料・査定料などの名目で減額されないか
- 公式サイトで相場と買取単価を公表しているか
できれば2〜3社で相見積もりを取るのがおすすめです。
売却時の注意点とよくある質問
金歯は「医療廃棄物」と誤解されがちですが、法律上は個人所有物であり自由に売買可能です。ただし歯の根元に残ったレジンや陶材部分は無価値なため、除去した状態で持ち込むと査定がスムーズです。
Q:虫歯で外れた金歯も売れる?
A:はい、売却可能です。壊れていても金属部分が残っていれば査定対象になります。
まとめ:金歯1本でも売却価値は十分ある
金歯は少量でも高価買取が期待できる貴重な資産です。1本で数千円〜2万円程度の価値があるケースも珍しくありません。正確な査定を受けるためには、金属の種類や純度、重さをしっかり把握し、信頼できる業者に依頼することが大切です。
まずは相場を把握したうえで、複数の業者に相談するところから始めてみてはいかがでしょうか。

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