トレードにおいて「どの時間足を基準にするべきか?」という問いは非常に重要です。スキャルピングからスイングトレードまで、トレードスタイルに応じて見るべき時間足は異なります。本記事では、目的別・手法別に最適な時間足の選び方を具体例とともに解説します。
時間足とは?まずは基本を押さえよう
時間足とは、ローソク足1本にどれだけの時間が反映されているかを示す指標です。たとえば「1時間足」は、1本のローソク足が1時間の価格変動を示します。
一般的に、時間足は1分足・5分足・15分足・1時間足・4時間足・日足・週足などがあります。これらを組み合わせてトレードに活用します。
スキャルピングにおすすめの時間足
超短期売買であるスキャルピングでは、1分足(M1)~5分足(M5)を基準にエントリー判断を行うことが多いです。
ただし、短期であっても15分足や1時間足など上位足のトレンドも確認し、逆張りを避けるようにしましょう。
例:
M5でエントリー判断 → M15でトレンド確認 → H1で大きな節目を意識
デイトレードでは1時間足と15分足の併用が基本
デイトレーダーは、1時間足(H1)をトレンドの把握に、15分足(M15)でエントリーポイントの特定に使うのが一般的です。
1時間足で方向性を定め、短期のチャートでプライスアクションを観察することで、リスクを抑えたエントリーが可能になります。
また、東京・欧州・NYなどのセッション切替タイミングにも注意しましょう。
スイングトレードでは日足・週足が主軸に
数日〜数週間のポジション保有を前提としたスイングトレードでは、日足(D1)を軸に週足(W1)で大局を掴み、4時間足(H4)でタイミングを計るのが定番です。
長期足ほどダマシが少なく、信頼性の高いシグナルが出やすいため、戦略的に有利になります。
複数時間足分析の活用が鍵
最も重要なのは「1つの時間足に依存しすぎない」ことです。上位足でトレンドを確認し、下位足でタイミングを取る“マルチタイムフレーム分析”を使うことで、トレードの精度が格段に上がります。
例:日足で上昇トレンドを確認→1時間足で押し目確認→15分足でエントリー判断
時間足の選び方まとめ:目的に応じて最適化しよう
トレードスタイルによって基準にする時間足は異なりますが、以下の指針が参考になります。
- スキャルピング:1分足〜5分足(上位足で方向確認)
- デイトレード:15分足〜1時間足(4時間足で環境認識)
- スイング:日足〜週足(4時間足でエントリー)
重要なのは、自分の戦略と生活スタイルに合った時間足を基準にすることです。そして、どんな手法でも「上位足を見てから判断する」癖をつけることが、勝率を高めるカギとなります。

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