新NISAを始めたばかりで、「一括投資はどうすればいい?」「使っていない預金はどう活用すべき?」といった疑問を持つ方は多いでしょう。この記事では、楽天証券でのスポット購入の進め方と、動かしていない貯金を投資に回すべきかどうかをわかりやすく解説します。
イーマクシススリム・オルカンを一括購入=スポット購入でOK
楽天証券で「一括で50万〜100万円ほどを投資したい」という場合、それは「スポット購入」という扱いになります。
スポット購入とは、積立ではなく一度にまとまった金額を買い付ける方法のことです。新NISAの成長投資枠を使って購入すれば、運用益は非課税で運用できます。
楽天銀行口座からの資金移動と購入手順
楽天証券の口座に資金を入金するには、楽天銀行を連携しておくと便利です。特に「マネーブリッジ」を設定すれば、自動で資金が振替されるためスムーズです。
- STEP1:楽天銀行に投資資金を入金
- STEP2:楽天証券のトップページから「投信」→「スポット購入」
- STEP3:銘柄を「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に設定
- STEP4:購入金額を入力し、NISA枠を選択(成長投資枠など)して完了
なお、楽天キャッシュ決済はスポット購入には対応していないため、銀行残高を利用する形になります。
数百万円の使っていない預金、どうすべき?
銀行に眠っている数百万円の貯金が「ほとんど動いていない状態」なら、それを新NISAや特定口座を使って資産運用に回すのは一つの有効な選択肢です。
普通預金や定期預金の金利は0.001〜0.2%前後で、インフレによって実質価値が目減りするリスクがあります。それに対して、長期のインデックス投資は年率3〜7%程度のリターンが期待されます。
投資に回す際のリスクと考慮ポイント
ただし、全額を一括で投資するのはリスクが伴います。たとえば、株価が直後に下落すると精神的にも負担が大きくなります。
そのため、一部を分割して投資する「ドルコスト平均法」と、残りは生活防衛資金として貯金に残すなど、リスク分散を図るのが安全です。
目安としては「生活費6か月分+突発費用(医療費・家電の買替など)」を残し、余剰分から投資に回すのが一般的です。
実例:500万円の貯金がある場合の活用案
- 生活防衛資金:100万〜150万円(使わない普通預金)
- 短期利用資金:50万円(旅行・家電など)
- 投資に回す資金:300万〜350万円(NISA or 特定口座で分散投資)
例えば、100万円は新NISAでスポット購入、200万円はつみたて枠や特定口座で積立投資とすれば、リスクとリターンのバランスを保ちやすくなります。
まとめ
楽天証券での一括投資は「スポット購入」で進めればOKです。楽天銀行と連携していれば資金移動も簡単。さらに、使わない預金は「生活防衛資金」として一定額を残し、残りを新NISAなどで運用に回すことで、インフレ対策や資産形成に繋がります。投資はリスクも伴いますが、計画的に進めれば将来の大きな備えとなるでしょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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