ビットコインを少額で送金したい場合、利用する取引所やウォレットによっては最小送金額の制限に引っかかることがあります。たとえばbitFlyerでは0.001BTC未満は送金できない仕様となっており、少額の送付けには向いていません。この記事では、0.00066BTCなどの小額送金に対応した方法やウォレット、QRコードだけで送金する手順などについて詳しく解説します。
bitFlyerなど取引所における最小送金額の仕組み
多くの日本国内取引所では、セキュリティやコストの観点から最小送金額を設定しています。bitFlyerでは0.001BTC（約1,000円〜1,500円相当）が最低ラインです。
これはネットワーク手数料（マイナーへの報酬）や送金管理コストとのバランスから決まっています。したがって、0.00066BTCのような金額を送るには、取引所ではなく別の手段を利用する必要があります。
最小送金額が低いウォレットとは？
モバイルウォレットの中には、最小送金額がほとんどない、または非常に低いものもあります。以下が代表的な例です。
- BlueWallet：自己管理型ウォレットで、ビットコインのオンチェーン・ライトニング両対応。少額送金も自由度が高い。
- Electrum Wallet：デスクトップとモバイルに対応。送金額の下限はなく、手数料も自分で調整可能。
- Trust Wallet：Binance系のマルチチェーン対応ウォレット。BTC含め多くの仮想通貨を管理・送金でき、下限も緩い。
これらのウォレットは、一般的に秘密鍵を自分で保有する形式であり、取引所よりも自由度が高くなります。
QRコードから直接送金する方法
相手のアドレスしかわからない場合でも、QRコードをスキャンしてウォレットに送金先を直接入力すれば問題ありません。多くのウォレットアプリ（例：BlueWallet、Trust Wallet）には、カメラ機能を使ってQRコードを読み込む機能が標準搭載されています。
この方法では、名前や事前登録などは不要で、即座に送金が可能です。ただし、誤送信を避けるためにもアドレスの内容を二重に確認するのが安心です。
送金前に確認すべきネットワーク手数料
ビットコインの送金にはネットワーク手数料（マイニングフィー）が発生します。少額送金ではこの手数料が送金額に対して相対的に高くつく場合もあります。
たとえば、0.00066BTC送る際に0.0003BTCの手数料が必要なら、実質的に50％近くが手数料ということになります。こうした場合は「ライトニングネットワーク」など、少額・高速送金向けの技術を使う選択肢もあります。
ライトニングネットワークの活用
ライトニングネットワークは、少額かつ即時の送金が可能な次世代の送金技術です。BlueWalletなどはこのライトニング送金にも対応しており、0.0001BTC以下でも実用的な手数料で送信できます。
ただし、相手もライトニングアドレスを持っていないと使えないため、送金先の対応状況も事前に確認しておく必要があります。
まとめ：自由度が高いウォレット選びが鍵
0.00066BTCのような少額送金には、bitFlyerのような国内取引所ではなく、BlueWalletやTrust Walletなどの自己管理型ウォレットを利用するのが現実的です。
QRコードだけで送金可能で、しかも最小送金額や登録手順に縛られないため、迅速かつ柔軟に対応できます。送金時は手数料の確認も忘れずに行い、トラブルのない取引を心がけましょう。
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