iDeCo(個人型確定拠出年金)は長期的な資産形成の制度として人気ですが、実際にどれくらいの人が運用商品の価格や成績をチェックしているのでしょうか?日々の値動きを確認するべきか、放置しても良いのか。その実態と向き合い方を解説します。
iDeCoは“積立てたら放置”が基本?
多くのiDeCo加入者は「積立投資=長期運用」という考えのもと、日々の価格チェックをそれほど行っていない傾向にあります。実際、楽天証券やSBI証券などのアンケートでも、「毎日チェックしている」人は少数派です。
特にインデックス型の投資信託を中心に積み立てている人は、「一喜一憂せずに放っておくのが正解」と考える方が多数派です。
それでも価格をチェックする人はいる?
一方で、以下のような方は比較的頻繁に価格を確認しています。
- 投資に慣れており、他の資産とパフォーマンスを比較したい人
- 運用利回りが明らかに悪化していないかを把握したい人
- アクティブファンドや外国株式型のように価格変動が大きい商品を選んでいる人
特に直近で大きな経済ニュースや相場の急落があると、価格確認する人が一時的に増える傾向にあります。
チェック頻度とそのリスク
頻繁に価格を確認することで、不安や焦りに繋がることもあります。たとえば、短期的な下落に反応して売却やスイッチングをしてしまうと、長期運用のメリットが損なわれる可能性があります。
一方、全く放置しすぎて、明らかに成績の悪い商品を長年積み立ててしまうリスクもあるため、半年〜年に1回はポートフォリオの見直しをおすすめします。
実例:月1チェック派と年1見直し派の違い
Aさん(30代・会社員)は、月1回価格をチェックしているだけですが、「日々の値動きに動じず、積立額と利回りだけをざっくり見ている」と言います。
一方Bさん(40代・自営業)は、毎月の掛金割合を微調整しながら運用していますが、「一度過剰に調整して損をした経験があるため、今は年に1回だけリバランスする」とのこと。
まとめ:チェック頻度に“正解”はないが目的に合わせた管理を
iDeCoは原則60歳まで引き出せない長期投資です。そのため、毎日価格を確認する必要はありません。ただし、最低でも年に1〜2回は資産配分や商品内容を見直すことが、賢い運用に繋がります。
「放っておくのが正解」という声もありますが、自分の目的や知識レベルに応じて、適度な管理を行いながら着実に資産形成を目指しましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント