ユーロ円が182円にまで下がるという前提で、フラン円(CHF/JPY)の相場がどう動くのかについての予測は、ファンダメンタルズ、金利差、安全通貨性などを考慮する必要があります。今回は、ユーロ円が182円の局面におけるフラン円の予測レンジとその背景について解説します。
1. ユーロ円とフラン円の相関関係
ユーロ円(EUR/JPY)とフラン円(CHF/JPY)は必ずしも完全に連動して動くわけではありません。ユーロが円高になると、フランも円高になることが一般的ですが、フランは「準・安全通貨」としての特性があるため、ユーロほど大きく売られることは少ないです。
フラン円は、ユーロ円よりもリスク回避の局面で安定的に動くことが多いため、ユーロ円が急激に下がっても、フラン円はそれに完全に追随するわけではないという点が重要です。
2. 過去の相対的な動きの経験則
過去の相対比率に基づくと、ユーロ円とフラン円の差はおおむね19~22円の範囲に収まることが多いです。例えば、ユーロ円が186円であれば、フラン円は165円、184円なら163円といった具合に、過去の相場ではこのような差が見られました。
このような経験則をもとに、ユーロ円が182円に到達した場合、フラン円は160円〜163円の範囲に収まる可能性が高いと予想されます。
3. 現在のファンダメンタルズと円高の背景
今回の円高は、世界恐慌型ではなく、主に日本銀行の政策転換が主導しているため、リスク回避でフランが暴騰するような局面ではありません。したがって、フランの「安全プレミアム」は限定的であり、ユーロよりも強いものの、円には負けるという状況です。
この背景を踏まえると、ユーロ円が182円に下がった場合、フラン円はユーロ円に比べて少し強く、160〜163円の範囲で収束する可能性が高いという予測が立てられます。
4. シナリオ別の微調整
シナリオ別に見ると、以下のような状況でフラン円の動きが異なる可能性があります。
- 日銀要因だけで182円に来た場合、フラン円は161〜163円。
- 軽いリスクオフが重なった場合、フラン円は162〜165円(フランがやや粘る)。
- 世界株急落レベルの大きなリスクオフが発生した場合、フラン円は165円超もあり得る。
これらのシナリオに応じて、フラン円は微調整を受けることが考えられます。
5. 逆に「割れたら危険」ライン
フラン円が159円を割るような状況が発生すると、「円高が想定以上に進行」したか、あるいは「スイス国立銀行(SNB)がフラン安誘導を行っている」という可能性が考えられます。そうなると、相場の質が変わっていることを示唆するため、注意が必要です。
6. まとめ
ユーロ円が182円になる局面では、フラン円は160円〜163円のレンジに収まると予想されます。この予測は、過去の相関関係、金利差、安全通貨性を加味した現実的な水準です。シナリオ別で若干の調整があるかもしれませんが、基本的にはこの範囲が最も整合的であると言えます。
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