楽天証券での株式取引、特に信用取引や現物取引において、注文がどのように約定するかについて疑問を抱くことがよくあります。特に、引け後のPTS取引や逆指値の設定についての理解は重要です。この記事では、質問者様が気にされているケースをもとに、楽天証券の約定ルールについて解説します。
1. 信用取引における逆指値と約定の仕組み
信用取引で、例えば3000円で100株購入し、その後逆指値を3300円に設定した場合、その株価が3300円に達した時点で自動的に売り注文が発生します。しかし、逆指値注文は当日の取引時間内に約定することが原則です。
その後、もし引け後のPTS（私設取引システム）で3100円まで価格が下落し、翌日の9時を迎えた場合、その逆指値は引き継がれることなく、次の取引時間に発生する注文となります。これにより、PTSでの取引価格ではなく、通常の取引所での価格で約定することが一般的です。
2. 現物取引での逆指値注文と約定の違い
現物取引でも逆指値注文は信用取引と同じように機能しますが、こちらも取引時間外では約定しません。例えば、同様に3000円で100株購入し、逆指値を3300円に設定していても、その価格に達しても現物取引では、翌営業日の取引時間内にしか約定しません。
したがって、現物取引でも同じように、引け後のPTSで価格が下がり、翌日の9時を迎えた場合は、3300円で約定することなく、通常の取引時間の最初に成立する価格で約定することになります。
3. 逆指値注文とPTS取引の関係
逆指値注文は通常、取引所の営業日内で成立します。したがって、PTSでの価格が大きく変動しても、翌日にはその指値がPTSに適用されることはありません。楽天証券などでは、指値や逆指値の注文が次の取引日に引き継がれるわけではなく、翌日新たに約定する注文が行われます。
そのため、PTS取引で価格が下がった場合でも、次の日の取引時間に設定した逆指値が有効となり、取引所での価格に基づいて約定します。
4. まとめと注意点
楽天証券の信用取引や現物取引での逆指値注文は、基本的には取引所の営業日内に約定します。引け後のPTS取引で価格が動いた場合、その影響は翌日の取引に持ち越されません。また、逆指値注文が設定されている場合、その約定は通常の取引時間内で行われるため、PTSでの価格に基づいて取引されることはありません。
取引前に、逆指値や注文内容のルールを十分に理解した上で取引を行い、取引時間外の変動がどのように影響するかを確認することが重要です。
こんにちは！利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント