スマートフォンの指紋認証や顔認証を使って、セキュリティ強化と利便性を両立できるFIDO認証。SBI証券でも対応が進んでいますが、「生体認証が使えない」「パスコードしか使えない」というトラブルも見受けられます。本記事では、FIDO認証が正常に機能しない原因とその対処方法をわかりやすく解説します。
FIDO認証とは?ログイン時に生体情報を使う仕組み
FIDO(Fast IDentity Online)認証とは、パスワードに代わる安全な認証方式の一つで、指紋認証や顔認証といった「生体情報」を使って本人確認を行います。SBI証券では、アプリログインや一部取引においてFIDOを導入し、セキュリティ強化と利便性を高めています。
指紋センサー搭載のスマートフォンで事前に設定しておくことで、パスコード不要でログインできるようになります。
よくあるエラーメッセージとその原因
「端末に生体認証の設定がありません」と表示される場合、次のような原因が考えられます。
- 端末側で指紋認証(または顔認証)が設定されていない
- 設定したのは別の指紋認証(例:Googleアカウント用)で、SBIアプリでは未設定
- SBIアプリでFIDO認証が有効化されていない
- アプリやOSのバージョンが古い
- 指紋センサー自体が故障している
これらはいずれも、アプリが生体認証にアクセスできない理由となります。
FIDO認証が機能しないときの確認ポイント
まずは以下を確認しましょう。
- スマートフォンの設定で「指紋認証」または「顔認証」が有効になっているか
- 生体認証が、PINコードの代わりに使えるよう設定されているか
- スマートフォンが最新OSにアップデートされているか
- SBI証券のアプリが最新バージョンか
- アプリ内の「生体認証設定」がオンになっているか
特に「アプリ内でFIDOを有効にしていない」ことが意外と多く、確認必須です。
設定の流れ:FIDO認証を有効にする方法
FIDO認証の設定方法を改めて確認してみましょう。
- スマホのロック解除方法として指紋や顔認証を登録
- SBI証券アプリにログイン
- 「設定」→「生体認証設定」→「FIDO認証を利用する」にチェック
- 指紋認証などで本人確認し、登録完了
ここで失敗する場合は、スマホ側の認証設定が不足しているか、アプリ側の不具合も考えられます。
どうしてもFIDOが使えない場合の代替策
もしどうしてもFIDO認証がうまくいかない場合は、以下のような対策も検討できます。
- アプリをアンインストール・再インストールして再設定
- スマホの指紋・顔認証を一度削除し、再登録
- 一時的にパスコード認証で利用しつつ、証券会社に問い合わせる
一部のAndroid機種では、FIDOがハードウェア非対応である場合もあるため、最終的には端末の買い替えも検討が必要です。
まとめ:正しく設定すればFIDO認証は非常に便利
FIDO認証は一度設定してしまえば、パスコード入力が不要になる便利な仕組みですが、事前の端末設定やアプリの設定が必須です。もし「生体認証が使えない」と表示された場合は、スマホ側の認証機能が有効か、アプリでFIDOが設定済みかなど、基本の確認項目から見直してみましょう。
設定の確認を一つずつ進めていけば、きっとスムーズなログインが実現できるはずです。

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