韓国旅行や韓国への送金、留学・ビジネスなどで日本円を韓国ウォンに両替する機会が増えている中、「どこで両替すれば一番お得か?」というのは多くの人が気になるポイントです。この記事では、円→ウォンの両替で損しないために知っておきたい基本知識と、実際に使える方法をわかりやすく解説します。
為替レートの仕組みと「実質的なコスト」の理解が鍵
両替の際には「為替レート」と「手数料」の両方が関係しますが、実際には為替レートにスプレッド(買値と売値の差)という形で手数料が上乗せされています。つまり、公式レートと比べてどれだけ不利なレートが提示されているかが実質的なコストになります。
たとえば、1円=10ウォンの市場レートでも、両替所では9.5ウォンで提示される場合、5%の手数料がかかっているということです。
空港・ホテルの両替所は「割高」になりやすい
旅行者がつい利用しがちな空港の両替所やホテルのカウンターは、利便性は高いものの、為替スプレッドが大きく設定されている場合が多く、最もレートが悪くなる傾向があります。
特に成田空港・仁川空港など大規模な国際空港では、利幅を広く取っているケースもあり、「一時的な両替」にとどめるのが賢明です。
一番お得な方法は?韓国現地の「街中両替所」
一般的に、韓国ソウルの明洞や南大門などにある街中の両替所は、日本国内よりも遥かに有利なレートで両替が可能です。特に明洞の「大使館前両替所」や「セブン両替所」などは日本人利用者も多く、信頼性とレートの良さで知られています。
注意点としては、現金での持ち込みが必要なため、あらかじめ必要な金額だけ円を現金で持参するか、現地ATMで引き出す方法を併用すると良いでしょう。
韓国でATMを使って現地通貨を引き出す方法
韓国の主要銀行ATMでは、国際キャッシュカード(新生銀行、ソニー銀行、楽天銀行など)や、クレジットカード(VISA・Master対応)でウォンを直接引き出すことも可能です。為替レートは比較的公正で、手数料も明示されているため安心です。
たとえば楽天銀行デビットカードを使えば、1回あたり110〜220円程度のATM手数料と、為替レートに数%のスプレッドが加わりますが、空港両替より有利なケースも多く見られます。
Wise(旧TransferWise)を使って送金・両替する方法も
海外送金やオンライン決済を使うなら、Wise(ワイズ)のようなフィンテック系サービスを使うのもおすすめです。リアルタイムでほぼ市場レートに近い為替で両替でき、手数料も非常に明確かつ低コストです。
日本円からウォンへの変換をWise内で行い、韓国の銀行口座に直接送金したり、自分のWiseカードでウォン建て決済することが可能です。
まとめ:両替方法は目的と金額に合わせて賢く選ぼう
日本円から韓国ウォンへの両替は、金額が大きくなるほど為替差による損益も大きくなります。空港両替やホテル両替は手軽ですが割高、韓国の街中両替所やATM引き出し、Wiseなどのオンラインサービスは手数料を抑えやすくお得です。
渡航目的や使う金額に応じて最適な方法を選べば、余計なコストをかけずにスマートな資金管理が可能になります。

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