5〜6年前に18K・50gの喜平を約28万円で購入し、今や60万円ほどで売却できる状況。この記事では、そのようなケースで「今売るべきか?」に答えるための考え方と判断材料を整理します。
国内金価格の現在地:急上昇のトレンド
2025年7月現在、日本の24K金価格は1gあたり約15,560円と高水準で推移しています。
年初からは+17%超の上昇、しかも世界的・地政学的リスクにより安全資産としての需要が強まっています[参照]
過去と比較した実感:あなたの購入価格との比較
購入時期の価格(5〜6年前)は1g・約4,800円。当時の18Kで50gだと28万円前後。
現在の18K相場は金純度の差分を考慮しても約11,600円前後。50g換算で約58万円ほどとなり、約2倍になっている計算です。
売却タイミングを考えるための4つの視点
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市場ピーク見極め:米中貿易摩擦や地政学的不安が和らぐ局面では、金価格が15〜25%程度下落することもあります[参照]
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コスト・税金:現物売却には販売手数料や信託料がかかります。また、売却益があれば譲渡所得となり税率20%程度が課されます。
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分散の役割:金はポートフォリオの5〜10%の割合が目安。すでに代替資産が十分あれば、今が売りどきかもしれません。
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運用目的との整合性:資産防衛型に重きを置くなら保有継続、利確目的なら「今のうちに一部売却」も検討。
実例:市場がピーク後に下落したケース
2025年春、24K金は世界的な不安でグラム15,600円前後まで高騰後、一時的な材料緩和で10%程度調整した局面がありました。
このときに売却した投資家は高値圏での売却に成功し、現金化や他資産への乗り換えに成功しています。
売る・持つを判断する“あなたのシナリオ”設定法
たとえば「これから住宅取得資金に充てたい」なら、一部売却で資金を準備しつつ、残りはリスクヘッジとして継続保有というハイブリッド戦略も有力です。
逆に「老後資金にゆっくり使いたい」なら、もう少し持っておいても構いませんが、税金・手数料も含めた利益試算は必須です。
まとめ:今が売りどき?それとも保有継続?
今の金価格は購入時の2倍前後という高水準ですが、一時的な調整リスクもあります。売却を検討するなら「目的」「ポートフォリオ全体」「コスト・税金」を整理して判断しましょう。
まずは手数料見積もりと、売却後の資金使途を具体化し、そのうえで「一部売る」「分散し直す」といった選択肢を考えるのが現実的です。

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