「配当金や株主優待を受け取るために、株を毎月買わなければいけないのか?」といった疑問をお持ちの方は多いかもしれません。結論から言えば、株式は一度購入すれば保有を続ける限り、権利日に応じて配当や優待が得られる仕組みです。本記事では、株式の購入と配当・優待の関係を初心者にもわかりやすく解説します。
株は「一度買えばOK」毎月の支払いは不要
株式は商品やサブスクリプションとは異なり、毎月の支払いは必要ありません。証券会社を通じて株を購入した時点で一括払いになり、その後は保有し続ける限りコストは基本的に発生しません(証券口座によっては口座維持手数料がかかる場合もあります)。
たとえば、ある企業の株を100株購入し、そのまま売却せずに保有し続けていれば、毎年の配当金や株主優待を受け取る権利が発生します。
配当金の仕組みと受け取るタイミング
配当金とは、企業が利益を出したときに株主に還元する仕組みです。多くの企業は年1回または年2回、配当を実施しており、「権利確定日」時点で株を保有している株主に支払われます。
例として、3月末が権利確定日の企業であれば、その日に株を持っていれば配当がもらえます。実際の入金はそこから約2ヶ月後です。
株主優待の受け取り方
株主優待も配当金と同様に、権利確定日に株を保有していることが条件です。企業によっては、年1回や年2回の優待制度を導入しており、食品・ギフト券・割引券などが送られます。
たとえば、オリエンタルランド(ディズニー運営会社)は、100株以上保有している株主にディズニーパスポートを年1回提供するなど、優待内容は企業によって大きく異なります。
権利確定日と権利付き最終日を意識しよう
配当金や株主優待を受け取るには、「権利付き最終日」までに株を購入し、「権利確定日」まで保有しておく必要があります。
たとえば、3月末が権利確定日の場合、実際には3月27日ごろまでに購入しておかなければなりません。これを過ぎると、その年の配当や優待は受け取れませんので注意が必要です。
売却すれば権利は消えるがそれまでは維持される
一度株を購入しても、保有をやめて売却すれば配当や優待の権利はなくなります。ただし、すでに「権利確定日」を過ぎた後であれば、売却しても配当や優待は受け取ることができます。
つまり、「権利日までは持っていて、翌日に売る」という戦略を取る投資家も多いですが、その直後には株価が下がる傾向があるため注意が必要です。
まとめ
個別株は一度購入すれば、その後は追加で毎月支払う必要はありません。配当金や株主優待は、決められた「権利確定日」に株を保有していれば、保有期間に応じて自動的に付与されます。
投資を始める際には、「権利付き最終日」「権利確定日」「支払日」などのスケジュールをしっかり把握し、計画的に運用していくことが大切です。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント