株の配当金通知書が届かない場合の確認ポイントと対処法

株式

株式投資をしていると、配当金の受領通知書が定期的に届くことがあります。しかし、引っ越しや登録情報の変更などにより、通知が届かなくなるケースも少なくありません。今回は、ネット証券で保有している銘柄の配当通知が届かないときに考えられる原因と対処法を解説します。

まず確認すべきは証券口座の登録情報

最初に確認すべきは、ご自身のネット証券口座に登録されている住所です。配当金通知書は、証券会社を通じて登録住所宛に郵送されます。住所変更をした後、証券会社側で変更が正しく反映されていなかった場合、通知書が旧住所に送付されている可能性があります。

特にネット証券では、Webサイトまたはアプリから住所変更が可能なため、ログイン後「登録情報の確認・変更」画面で現住所が正しいかどうかをチェックしましょう。

証券保管振替機構(ほふり)経由の通知かも確認

ETFやREITなどの一部銘柄では、証券会社ではなく、証券保管振替機構(通称「ほふり」)を通じて配当通知が行われることがあります。その場合、通知書は「日本証券保管振替機構株式会社」から届くことになります。

このため、住所変更が証券会社に届いていても、「ほふり」に連携されていない可能性もあるため、証券会社に連絡して確認しましょう。

口座内の「電子交付」設定も確認しよう

証券会社によっては、配当通知書を紙ではなく「電子交付」で行っている場合もあります。つまり、通知書は郵送されず、証券口座内の「電子書面」や「お知らせ」欄にPDFで交付されているケースです。

たとえば、SBI証券や楽天証券などでは、初期設定で電子交付が有効になっている場合があります。ログイン後に「電子交付書面一覧」などの項目を確認し、過去の配当通知が電子で届いていないかチェックしましょう。

それでも見つからない場合の問い合わせ先

もし住所も合っており、電子交付設定もされていない場合は、証券会社のカスタマーサポートに直接問い合わせましょう。その際、以下の情報を手元に用意しておくとスムーズです。

  • 保有している銘柄名と証券コード(例:1345 上場インデックスファンドJリート隔月分配)
  • 最後に配当通知が届いた時期
  • 住所変更の時期

また、郵送物の返送履歴などを確認してもらうことで、通知書が旧住所に送られたのか、そもそも発行されていないのかが判明することもあります。

配当金そのものは自動で振り込まれている

通知書が届かなくても、配当金そのものは証券口座に自動で入金されるケースが大半です。配当金の入金が行われていない場合は、証券口座の「取引履歴」や「入出金明細」などを確認してみてください。

また、配当金の受け取り方法に「株式数比例配分方式」「登録配当金受領口座方式」「個別銘柄指定方式」などがあり、それぞれ通知の出方も異なるため、現在の受け取り方式も一度確認しておくと安心です。

まとめ:通知が届かない原因を一つずつ確認しよう

配当金通知書が届かない場合でも、住所変更の反映漏れや電子交付設定など、複数の原因が考えられます。まずは証券口座の登録情報を確認し、必要に応じて証券会社に問い合わせを行いましょう。通知が届かないからといって必ずしもトラブルとは限らず、多くの場合は手続きや設定によるものなので、落ち着いて一つずつ確認していくことが大切です。

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