FXで「ここまで下がったら買う」「ここまで上がったら売る」を同時に実行する方法

外国為替、FX

FXトレーダーの中には、価格が一定のレベルに到達した時に買う・売るというルールを設けて取引を行っている方が多いでしょう。しかし、これを1つの注文で同時に実行する方法が知りたいという方もいるのではないでしょうか?この記事では、「ここまで下がったら買う」「ここまで上がったら売る」を同時にこなせる方法について解説します。

FXにおける注文方法の種類

まず、FX取引における注文方法について理解しておくことが大切です。通常、FX取引では「成行注文」や「指値注文」、さらに「逆指値注文」などが使用されます。それぞれの注文方法は異なるタイミングで取引を実行しますが、どの方法でも指定した価格で注文を出すことができます。

ただし、特定の条件が満たされた場合に取引を実行したい場合、これらの注文を工夫することで効率よく取引を行うことが可能です。

1つの注文で両方の取引を実現する方法

質問の内容に関連する最も効果的な方法の1つは、「OCO注文(One Cancels Other)」です。OCO注文は、2つの注文を同時に設定し、片方の注文が約定するともう片方が自動的にキャンセルされる仕組みです。この注文方法を使えば、ある価格に到達した時に買い注文、また別の価格に到達した時に売り注文を出すことができます。

例えば、「ここまで下がったら買う」「ここまで上がったら売る」という2つの注文をOCO注文で設定することができ、片方の注文が実行されると、もう片方が自動的にキャンセルされます。

OCO注文の具体例

例えば、USD/JPYの通貨ペアで「110.00円で買いたい」「112.00円で売りたい」と考えている場合、OCO注文を使って次のように設定します。

  • 「110.00円で買う」指値注文
  • 「112.00円で売る」指値注文

この場合、価格が110.00円に到達すると買い注文が実行され、売り注文は自動的にキャンセルされます。逆に、価格が112.00円に到達すると売り注文が実行され、買い注文はキャンセルされます。

IFD注文(If Done Order)で別の方法を試す

もう1つの方法として、IFD注文(If Done Order)を使うことができます。IFD注文は、最初の注文が約定した後に、次の注文を自動的に発注する注文方法です。これを使うと、ある価格に達した場合に買い注文を出し、その後に売り注文を自動で出すことができます。

例えば、「110.00円で買う」注文を出し、110.00円で買い注文が約定したら、次に「112.00円で売る」注文が自動的に発注される仕組みです。IFD注文はOCO注文とは異なり、両方の注文が別々に実行されるため、次の注文は最初の注文が約定した後に発動します。

まとめ

FXで「ここまで下がったら買う」「ここまで上がったら売る」という2つの注文を同時に実行したい場合、OCO注文を使用することが最も効果的です。OCO注文を使えば、指定した価格に到達した時に自動的に取引が実行され、片方の注文が約定するともう片方がキャンセルされます。

また、IFD注文を使うことで、最初の注文が約定した後に次の注文を自動で発注することも可能です。これらの注文方法を活用することで、FX取引をより効率的に行うことができます。

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