短期売買か長期視点か。FXや株のテクニカルトレードを行う際、15分足と4時間足という時間軸の違いは、利益の出し方やトレードスタイルに大きな影響を与えます。本記事では、それぞれの時間足の特徴と、エントリー回数の多さが本当に利益に直結するのかについて詳しく解説します。
15分足トレードの特徴と魅力
15分足は、比較的短期間で価格の動きが捉えられるため、エントリーと決済のサイクルが速いのが特徴です。1日に何度もチャンスが訪れるため、スキャルピングやデイトレードに適しています。
例えば、ドル円のボラティリティが高い時間帯(欧米市場)であれば、15分足で数回のエントリー機会があることも珍しくありません。
4時間足トレードの特徴とメリット
一方、4時間足は中長期のトレンドを捉えるのに優れた時間軸で、騙しの少ない安定したトレードが可能です。チャートに張り付く必要がないため、兼業トレーダーにも人気があります。
例えば、4時間足で形成されるダブルボトムやトレンドラインブレイクは、信頼性が高くリスクリワードも良好です。
エントリー回数が多いほど儲かるのか?
一見すると、15分足のようにエントリー回数が多いほうが儲かりそうに思えますが、実際には「勝率」や「リスクリワード比率」、「スプレッドの影響」などが複雑に絡んできます。
例えば、1日10回エントリーしても、勝率が50%以下であれば利益を出し続けるのは難しいです。一方で、週に1回でも高精度のトレードができれば4時間足でも十分利益を出すことが可能です。
スプレッドや手数料の影響を受けやすい短期トレード
短期トレードでは、1回の利幅が小さいため、スプレッドや手数料の影響が大きくなります。特にFX業者によっては、短期売買に不利なスプレッド設定がされている場合もあります。
例えば、1回のトレードで10pips取れても、スプレッドが3pipsなら実質7pips。これを10回繰り返すと、30pips近くの差となり、トータルの利益に大きな影響を及ぼします。
実際のトレーダーに多い戦略の組み合わせ
多くの熟練トレーダーは、時間足を組み合わせてトレードを行っています。たとえば、4時間足でトレンドを確認し、15分足でエントリーポイントを絞るといった手法です。
このように、1つの時間軸にこだわるのではなく、マルチタイムフレーム分析を行うことで、より精度の高いトレードが可能になります。
まとめ:時間軸の優劣ではなく、スタイルと戦略が鍵
15分足と4時間足のどちらが「儲かる」という絶対的な答えはありません。大切なのは、自分のライフスタイルや精神的な負荷、分析スキルに応じたスタイルを選ぶことです。
短期で稼ぎたい方には15分足、中長期で安定した収益を目指すなら4時間足。最終的には、自分に合った戦略と資金管理こそが利益に直結するという点を意識しましょう。

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