投資初心者の方にとって、「NISA(ニーサ)=インデックス投資」と耳にすることが多いかもしれません。しかし、NISAは特定の投資商品を指す言葉ではなく、もっと広い制度です。本記事では、NISAとインデックス投資の関係をわかりやすく解説し、初心者でも納得できる内容にまとめました。
NISAとは?まずは制度の全体像を理解しよう
NISA(少額投資非課税制度)は、投資で得た利益に税金がかからない国の制度です。2024年から新しいNISA制度が始まり、成長投資枠とつみたて投資枠の2つを組み合わせて使うことができます。
たとえば、通常であれば株式などで得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISAを使えばその分が非課税になります。これは長期的な資産形成において非常に大きなメリットとなります。
インデックス投資とは?
インデックス投資とは、日経平均株価やS&P500など、市場全体の動きを示す指数(インデックス)に連動する投資信託やETFに投資する方法です。
例えば「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」などは、インデックス投資の代表例です。初心者にも人気が高い理由は、手数料が安く、分散投資でリスクを抑えやすいためです。
なぜNISA=インデックス投資と語られるのか?
NISAは「長期的にコツコツ資産を育てる」ことに向いている制度です。一方、インデックス投資も「長期・積立・分散」を基本とするため、相性がとても良いとされています。
つまり、NISAでインデックス投資をすることで、「非課税のメリットを最大限活用できる」「リスク分散された安定的な投資ができる」などの利点が多く、初心者に推奨されるスタイルになっています。
インデックス以外の商品もNISAで買えるの?
はい、もちろん買えます。NISAでは、個別株式、アクティブ型の投資信託、ETF、REITなど様々な商品に投資できます。
ただし、つみたて投資枠では金融庁が認めた低コストかつ長期運用向けの投資信託のみが対象となるため、インデックスファンドが中心です。成長投資枠ではより幅広い商品が対象です。
初心者が選ぶべき具体的なインデックスファンドは?
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド:米国株に連動。低コストで人気。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):日本・米国・新興国まで広くカバー。
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド:米国全体の企業に投資。
これらはすべてつみたてNISAでも購入可能で、長期的に保有することで複利効果が期待できます。
まとめ:NISA=インデックス投資ではないが、相性は抜群
NISAは投資全般に使える制度であり、インデックス投資はその中でも特に初心者に向いている投資手法です。したがって、「NISA=インデックス投資」というのは厳密には誤りですが、初心者が最初に選ぶべき選択肢としては非常に理にかなっています。
まずは少額からでもNISA口座を開設し、自分のリスク許容度に合ったインデックスファンドで投資を始めてみましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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