SBI証券で株が移管できない・解約できないときの対処法|繰り返し書類が返却される理由と最終手段

株式

証券口座の解約や株式移管の手続きは、スムーズに進むものと思われがちですが、実際には「書類を送っても処理されない」「電話がつながらない」「何度も同じ書類が返送される」といったトラブルが発生することもあります。今回はSBI証券で株の移管や解約が進まないときにどう対処すればよいかを詳しく解説します。

SBI証券の株式移管が進まない主な原因

SBI証券で移管が進まない理由として最も多いのが「書類不備」です。些細な記載ミスや署名漏れ、印鑑の押し忘れなどがあると、事務手続き上、無条件で返送されてしまいます。

また、移管先の証券会社情報(口座番号や部店コードなど)に不備がある場合や、記載が旧字体と異なる場合なども差し戻しの対象になります。書類の内容は控えを取り、移管先にも再確認しましょう。

手続きが何度も止まるときにチェックすべきこと

以下のチェックリストを使って、提出前に再確認してみましょう。

  • 口座名義(漢字・フリガナ)は移管先と一致しているか
  • 住所や氏名が正確に記載されているか
  • 日付や署名の記入漏れがないか
  • マイナンバーが登録済みか(未登録だと出庫不可)
  • 株式残高に端株が残っていないか

これらをすべてクリアしたうえでなお進まない場合は、カスタマーセンターへの問い合わせが必要です。

電話がつながらない場合の対処法

SBI証券は電話の混雑が非常に多く、時間帯によってはまったく繋がらないことがあります。以下の時間帯が比較的つながりやすいとされています。

  • 午前8:00〜8:30
  • 午後16:30〜17:00

それでも難しい場合は、SBI証券のチャットボット問い合わせフォームを併用することで、個別対応へ繋がる場合もあります。また、X(旧Twitter)の公式カスタマーアカウントへリプライするなどの方法も、返答が来ることがあります。

それでも解決しないときはどこに相談する?

どうしても対応が得られない、または誠意が見られない場合は、金融ADR制度(金融サービス利用者相談室)を活用できます。

金融庁・金融サービス利用者相談室
電話番号:0570-016-811(ナビダイヤル)または03-5251-6811
受付時間:平日10:00~17:00

ここでは、証券会社とのトラブルを第三者が仲介する「あっせん」制度を利用できます。書面提出や詳細な経緯説明が必要ですが、証券会社に圧力をかける正式な手段として有効です。

不満があっても冷静に記録を取り続けよう

対応が遅いと感情的になるのも無理はありませんが、手続きを進めるためには「いつ・何を・どこに送ったか」「返送された理由は何か」などを冷静に記録しておくことが大切です。

これらの記録が、金融庁やADRへの相談の際の証拠となり、迅速な対応に繋がるケースもあります。怒りを行動力に変えて、確実に手続きを完了させるための資料として役立てましょう。

まとめ:繰り返し書類が返却されるときは段階的な対策を

株式移管や口座解約が進まない場合は、まずは書類内容の再確認とカスタマーサービスへの粘り強い問い合わせが基本です。それでも進展がなければ、金融庁やADRへの相談を検討する段階です。

個人では難しいと感じるかもしれませんが、正当な手続きと証拠をもとに行動すれば、最終的には解決へと繋がります。無力感を感じることなく、段階的に対策を講じていきましょう。

株式
最後までご覧頂きありがとうございました!もしよろしければシェアして頂けると幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございました!もしよろしければシェアして頂けると幸いです。
riekiをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました