新NISA「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の違いと選び方|クレジットカード積立の活用法も解説

資産運用、投資信託、NISA

2024年に刷新された新しいNISA制度では、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの非課税枠が用意されています。初心者の方にとっては、どちらを選べば良いのか、何が違うのかといった点で迷うことも多いはずです。この記事では、制度の違いや判断基準、さらにクレジットカード積立の活用方法などをわかりやすく解説します。

新NISAにおける2つの投資枠の違い

つみたて投資枠は、金融庁が認定した長期・分散・積立に適した投資信託等に限定されています。積立方法が前提となっており、年額120万円まで非課税で投資可能です。

成長投資枠では、個別株やETF、リート、幅広い投資信託などを購入できます。一括投資も積立も可能で、非課税投資枠は年額240万円です。つまり、成長投資枠でも積立は可能です。

どちらでも買える銘柄はどう選ぶ?判断基準とは

同じ投資信託が両方の枠で買えるケースもあります。その際の選び方は、「長期で積み立てる予定か、短中期で柔軟に動かすか」で判断すると良いでしょう。

例えば、長期で毎月積立し、15年〜20年の非課税メリットを最大限に活かしたいなら「つみたて投資枠」で運用するのが王道です。一方で、余剰資金でタイミングを見て買いたい、あるいは投資先を多様化したいという方は「成長投資枠」を利用するのが適しています。

クレジットカード積立はどの枠で使える?

多くの証券会社では、つみたて投資枠での積立投資にクレジットカードを使う人が増えています。楽天証券やSBI証券では、楽天カードや三井住友カードを使って毎月の積立投資ができ、1%前後のポイント還元が得られる仕組みになっています。

一方で、成長投資枠や国内個別株の購入には基本的にクレジットカードは利用できません。これらは証券口座の残高から直接引き落とされる形が一般的です。

つみたて派と一括派、それぞれのメリット

つみたて投資は、ドルコスト平均法による価格分散効果があり、リスクを抑えた投資が可能です。初心者や忙しい人にとって自動で買い付けができる安心感も魅力です。

一方で成長投資枠の一括投資は、株価が割安な時期や好機を狙って一気に投資したい場合に有効です。例えば、決算好調で今後の成長が見込まれる個別銘柄に集中投資したいときなどに使われます。

実際の使い分けの例

  • 毎月3万円ずつ積立→つみたて投資枠で投資信託をクレカ積立
  • 一括で30万円投資→成長投資枠でS&P500 ETFを購入
  • 高配当の国内個別株を購入→成長投資枠、かつ現金で購入

このように、資金の用途や目的、投資期間に応じて柔軟に使い分けるのが賢い選び方です。

まとめ:NISA制度を正しく理解し、自分に合った使い方を

新NISAでは、目的に応じて「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を自由に組み合わせて使えます。クレジットカード積立はつみたて投資枠での強力なツールであり、ポイント還元と非課税メリットの両取りが可能です。

大切なのは、投資スタイルに合った枠を選び、制度の特徴を活かすことです。まずは証券会社のシミュレーションや商品説明ページを確認し、自分の目的に合わせた運用を始めてみましょう。

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