SBI証券で日計り取引後に現引きを行った際、「預り金不足」や「WECEA00040」などのエラーが表示され、取引ができなくなるケースがあります。特に思ったよりも入金が反映されない、指値変更ができないといった事象が発生すると焦ってしまいがちです。この記事では、その原因と解決策について解説します。
現引きと預り金不足エラーの関係
信用取引で建てたポジションを現引きする場合、必要な金額は「建代金+諸経費」になります。日計りや短期取引であっても、実際には約定日ベースで保証金計算がされるため、現引きには余裕を持った金額の入金が必要です。
たとえば、株の購入代金が241,800円でも、受渡日までに精算される手数料や税金などを含めると、実際に必要な金額がそれ以上になるケースがあります。
エラーコード「WECEA00040」の意味
SBI証券のエラーコード「WECEA00040」は、預り金不足により注文や振替が受け付けられないことを意味します。主な原因は以下の通りです。
- 現引きに必要な金額よりも入金額が足りていない
- 入金反映がリアルタイムでない(特に振込手続き後すぐのタイミング)
- 諸経費・手数料・評価損などの要素で金額が膨らんでいる
このエラーが表示されると、一部の操作(指値変更・返済注文など)も制限されるため注意が必要です。
入金したのに反映されない理由と確認ポイント
インターネットバンキングやATMからSBI証券に振り込んだ場合、即時反映にならないケースがあります。特に午後3時以降や土日祝日など、銀行の営業時間外は翌営業日の朝まで反映されません。
入金が反映されたかどうかは、「口座管理」>「入出金明細」または「預り金残高照会」画面で確認できます。
不足金の確認方法
預り金不足の具体的な金額を知るには、次の画面を確認しましょう。
- 「口座管理」>「口座(円建)」>「信用建余力」
- 同画面にある「実質保証金(A)」「建代金合計(B)」および「委託保証金率(A/B×100)」
この中で、「評価損・決済損益・支払諸経費等合計」欄にマイナスがある場合、それが不足金の一因となります。また、現引可能額と実際の現引代金との差分も参考になります。
対処法:今すぐできる対応とやってはいけないこと
1万円などを追加で振り込んだ場合、即時反映されない可能性があるため、振込後すぐには注文が通らないことがあります。以下の手順で対応しましょう。
- 振込後30分〜1時間程度は様子を見る
- 営業時間内ならカスタマーサポートに反映依頼の電話をする
- リアルタイム入金機能を利用する(ネットバンキングでの即時反映が可能)
なお、不足金を放置したまま受渡日を過ぎると新規注文停止や代用有価証券の強制売却などが発生するため注意が必要です。
まとめ|SBI証券での現引きは「余裕の入金」が鍵
現引きは一見シンプルに見えて、実際には「手数料」「反映タイミング」「保証金率」などさまざまな要素が絡みます。トラブルを避けるためには、必要金額より数千円〜1万円程度の余裕を持って入金し、入金後の反映状況をこまめにチェックしましょう。
疑問がある場合は、SBI証券のヘルプページやカスタマーセンターに問い合わせることで、迅速な対応が期待できます。

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