FXや株式のデイトレードを行う際、「日足ではレンジ相場でも、五分足などの短期足なら順張りで勝てるのでは?」と考える方は多いです。結論から言えば、短期足での順張りは可能ですが、リスクや負けやすいポイントを理解したうえで戦略を立てる必要があります。
日足レンジと短期足の関係
日足がレンジ相場ということは、長期的には価格が一定の範囲内で上下しているということです。しかし、その中でも五分足や十五分足といった短期足では、一定方向にトレンドが発生する場面があります。つまり、レンジの中にも小さな波が存在するため、それを捉えることができれば短期順張りは成立します。
五分足順張りのメリット
短期順張りのメリットは、小さな波を効率的に取れることです。特に経済指標発表や欧州・NY時間のようなボラティリティが高い時間帯は、一方向に動きやすいため順張り戦略が機能する場合があります。
例えば、日足レンジの上限付近であっても、五分足では一時的に買いが強まり、数十pipsの上昇トレンドが発生することがあります。こうした場面で短期順張りを行えば利益を狙うことが可能です。
五分足順張りのデメリットとリスク
一方で、短期足はダマシが非常に多いのが特徴です。日足レンジ相場の中では、方向感が長続きせず、すぐに反転して損失につながることがよくあります。
また、スプレッドや手数料の影響が相対的に大きいため、短期トレードを繰り返すとトータルで負けやすくなる傾向があります。さらに、レンジの中で逆張り勢力が強く働くため、順張りを仕掛けても伸びにくいことが多いです。
実践での戦略例
- ボリンジャーバンドや移動平均線を利用して、短期的なトレンドが出ているかを確認する
- 日足レンジの中心付近ではトレンドが発生しにくいため、なるべく上限・下限付近の流れに乗る
- 利確目標は短めに設定(5〜20pips程度)し、逆行したらすぐに損切りする
- 指標発表など一方向に動きやすいタイミングだけを狙う
まとめ
日足がレンジ相場であっても、五分足や短期足では順張りが可能です。ただし、騙しが多く負けやすい環境であることを理解し、リスクリワードを意識した取引を行うことが重要です。短期順張りは利益を積み重ねやすい反面、メンタル管理や損切りの徹底が勝敗を分けます。
結論として、五分足での順張りは「可能だが難易度が高い」という位置づけになります。日足レンジを前提に、無理に順張りを続けるのではなく、相場環境に応じて逆張りやスキャルピングと組み合わせると、より安定した結果につながるでしょう。

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