高配当株投資を始めるならどれがベスト?投資信託・ETF・個別株の違いと選び方

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安定したインカムゲイン(配当収入)を得たいと考える投資家にとって、高配当株投資は非常に魅力的な選択肢です。しかし、実際に投資するとなると「高配当株投資信託」「高配当ETF」「個別の高配当株」のどれを選ぶべきか迷う方も多いのではないでしょうか。この記事では、それぞれの特徴や手数料、配当利回り、リスクの違いをわかりやすく比較しながら解説します。

高配当株投資信託とは?

高配当株投資信託は、日本や海外の高配当株に分散投資を行う運用商品です。プロが運用するため初心者でも手軽に始められますが、信託報酬などの運用コストが比較的高めです。

たとえば「ニッセイ高配当株ファンド」などは、分配金の再投資型と受取型が選べる一方で、信託報酬が年0.9%程度かかるものもあります。

高配当ETFとは?

ETF(上場投資信託)は、証券取引所で株と同様に売買できる投資信託で、信託報酬が非常に低く、流動性も高いのが特徴です。

例えば「NEXT FUNDS 日経高配当株50ETF(1489)」や「上場インデックスファンド日本高配当(1698)」などは、信託報酬が0.2~0.3%程度で、分配金利回りも年3.5~4.5%前後となっています。

個別の高配当株を購入するメリットとデメリット

特定の企業(例:NTT、三菱HCキャピタル、オリックスなど)を直接購入することで、手数料を抑えて高い利回りを狙うことが可能です。また、保有株数に応じた株主優待も得られる場合があります。

ただし、分散が効かないため特定銘柄に業績悪化があると、配当減や株価下落の影響を大きく受けるリスクがあります。

3つの比較表:コスト・利回り・分散性

投資手段 信託報酬 配当利回り リスク分散
投資信託 0.7%~1.0% 約2.5~3.5%
高配当ETF 0.2%~0.3% 約3.5~4.5%
個別株 売買手数料のみ 約4~6%(銘柄による)

表から分かるように、コスト面ではETFと個別株が有利ですが、分散や安心感を求めるなら投資信託も選択肢に入ります。

目的別おすすめの選び方

  • 初心者でリスクを避けたい:投資信託
  • 低コストで配当狙い:ETF
  • 銘柄を自分で選びたい:個別株

長期的に安定配当を受け取りたい方は、ETFを主軸に、個別株で補完する「ハイブリッド戦略」もおすすめです。

まとめ:自分の投資スタイルと目的に合わせて選ぼう

高配当株投資には、信託型・ETF型・個別株型といった多様なアプローチがあります。それぞれに特徴と強みがあるため、「何を重視するか(手数料・利回り・リスク)」を明確にしたうえで選択することが成功のカギです。

コストと配当利回りを重視するなら高配当ETF、より能動的な運用を求めるなら個別株、安心感や放置投資を求めるなら投資信託という選択が基本です。

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