上場株が多すぎて管理が大変?個人投資家が取るべき5つの整理術と戦略

株式

株式投資を続けていると、気がつけば保有銘柄が増えすぎて「何を持っているのか分からない」「管理が面倒」という状況に陥ることがあります。この記事では、上場株が多くなりすぎて困っている投資家のために、整理と管理のコツ、そして実際に活用できる戦略をご紹介します。

なぜ株が増えすぎるのか?投資家によくある行動パターン

まずは、なぜ株が増えすぎてしまうのかを考えてみましょう。多くの人は以下のような理由で銘柄数が増えてしまいます。

  • 成長性や割安さに惹かれて個別株を次々購入
  • 話題の銘柄やSNSで人気の銘柄に手を出す
  • 損切りせずに保有し続けた結果、銘柄が溜まっていく

たとえば、2020年以降の米国株ブームでは、NISA枠を活用して多くの個別株に投資し、気がつけば50銘柄以上を保有していたというケースも珍しくありません。

銘柄整理の第一歩は「可視化」から

株が増えすぎたときにまずやるべきことは、ポートフォリオを一覧で可視化することです。証券口座の画面だけでなく、スプレッドシートなどに以下の項目を記録してみましょう。

  • 銘柄名・業種・保有株数
  • 購入価格・現在価格・損益率
  • 配当利回り・保有理由

可視化することで、どの銘柄が「放置状態」なのか、逆にどれが「主力」なのかが明確になります。

売却・整理の基準を明確にする

次に必要なのは、どの銘柄を残して、どれを売却するかの判断基準を持つことです。以下のような基準を設けると判断しやすくなります。

  • 含み損20%以上、かつ今後の成長が見込めないもの
  • 保有理由が曖昧な銘柄
  • 業績悪化や減配リスクの高い企業

一方で、将来性があり長期で持ちたい銘柄や、安定的な配当を出している銘柄などはコア資産として維持してよいでしょう。

分散投資と過剰分散の違いを知る

分散投資はリスク管理の基本ですが、やりすぎると管理不能になる「過剰分散」に陥るリスクがあります。

たとえば、業種も地域もバラバラに50銘柄以上を保有している場合、個々のパフォーマンスがポートフォリオ全体に与える影響が薄まり、投資判断が鈍くなります。理想的な保有銘柄数は10〜20銘柄程度に絞るのが一般的とされています。

管理を効率化するためのツール活用術

管理をよりラクにするには、以下のような無料ツールを活用するのがおすすめです。

  • マネーフォワードME:複数証券口座を一括管理
  • Googleスプレッドシート:損益計算や配当管理に便利
  • 証券会社アプリのポートフォリオ機能

これらを使えば、保有銘柄の状況が一目でわかり、売却判断もスムーズになります。

今後の投資戦略を明確にしよう

銘柄整理をきっかけに、今後の投資方針も見直しましょう。たとえば、「高配当株中心に再構築」「ETFに一本化して時間と手間を省く」「テーマ投資を絞る」などです。

明確な戦略を持つことで、再び銘柄が増えすぎるリスクを防げます。

まとめ:株が多すぎる問題は整理と仕組み化で解決できる

上場株が多すぎて困るという悩みは、誰にでも起こりうる投資家の成長過程の一つです。大切なのは、冷静に現状を把握し、不要な銘柄を整理し、管理しやすい体制を作ることです。

まずはポートフォリオを可視化し、自分に合った戦略に沿って再構築してみましょう。効率的な投資運用ができるようになると、投資のストレスも大きく軽減されるはずです。

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