FX自動売買の世界では、「メタトレーダー(MT4・MT5)で稼げるEAを自作したい」という声が多く聞かれます。中長期で安定して利益を出すEAを作るには、どの程度のスキルや時間が必要なのか、現実的な難易度を具体的に解説します。
EA(エキスパートアドバイザー)開発とは何か?
EAとは、MetaTraderで動作する自動売買プログラムのことです。条件に応じてエントリーや決済を自動で実行するため、24時間トレード可能で感情に左右されず安定的な取引が可能になります。
ただし、「単に売買するだけ」なら簡単に作れますが、「中長期で利益を生むEA」を目指す場合は戦略設計、バックテスト、リスク管理など多くの要素が必要です。
中長期で稼げるEAを作る難易度は中〜高
初心者が「動くEA」を作るのは1〜2ヶ月の学習で可能です。しかし、「勝てるEA」となると難易度は格段に上がります。
- プログラミング(MQL4/MQL5):基本的な構文理解〜API的知識まで必要
- アルゴリズム開発:テクニカル分析を基にロジックを構築
- リスク管理:ロットサイズ・ストップロスの設計
- 検証と最適化:バックテストとフォワードテストの精度が鍵
これらを全て自力でマスターするには半年〜1年以上かかると考えるのが現実的です。
実例:自作EA成功者の学習ステップ
ある大学生は独学でMQL4を学び、4ヶ月で簡単なEAを完成。その後半年間のバックテストを重ねて、ようやく月利5〜10%の安定運用に成功しました。
この成功には、「負けるEAを何本も作る→その中で改善点を見つける」というPDCAの継続が不可欠だったとのことです。
学習に役立つリソースと戦略
EA開発初心者がまずやるべきことは次の3点です。
- ①公式ドキュメントを熟読:MQL5公式ドキュメントなど
- ②YouTube講座やUdemyで基礎習得
- ③既存EAを改造する形で学習:構造を理解するのに最適
また、ChatGPTなどのAIを活用することで、コード作成の時間短縮やバグ修正も効率化できます。
注意点:最初から利益を期待しすぎない
中長期で機能するEAには、継続的なチューニングと相場環境への適応が求められます。一度完成しても、そのまま放置して勝ち続けることはまずありません。
「完成したら放置で月利20%」のような考えは危険で、現実には、定期的なアップデートやデータ解析を行う運用姿勢が不可欠です。
まとめ:EA自作の難易度と現実的な見通し
EAを自作して中長期で利益を出すことは「誰でも可能」ですが、時間と努力が必須です。学習コストは高いものの、一度身に付ければ半自動で資産を増やす手段となり得ます。
まずは「とりあえず動くEA」を作り、徐々に改善していくスタイルが挫折しにくく、おすすめです。

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