出会い系アプリやSNSを通じて知り合った相手から突然「投資で稼いでいる」といった話をされた経験はありませんか?今回は、そのような出会いが本物の投資家なのか、それとも巧妙な詐欺なのかを見極めるためのヒントをお伝えします。
よくある手口:出会いから投資話への誘導
まず警戒すべきポイントは、「雑談から突然バイトや副業の話題に切り替わる」ケースです。これは、相手が投資詐欺に誘導するための定型パターンの一つです。やり取りが進むと、「知り合いがいて特別に教えてくれる」「実はすごく稼いでいる」など、あなたの興味を引く話が始まります。
特に名前を明かしたり、「普通の人はやってないけど、自分は特別なルートでやってる」などといった内容は、信頼感を植え付けるためのトーク術です。実際に金融庁もSNSを使った詐欺について注意喚起を行っています。
本物と詐欺を見分けるポイント
一見すると「本当に投資で稼いでいる人」もいますが、見分けるには以下の点に注意しましょう。
- 第三者(知人や専門家)に相談しても問題ないか?
- 公式サイトや投資内容の詳細説明が曖昧ではないか?
- 「必ず儲かる」「損はしない」など断定的な表現がないか?
- 証券会社や取引所など、実在の金融機関の名前を出しているか?
これらの情報が曖昧だったり濁された場合、詐欺の可能性が極めて高いです。
ぐいぐい来ないタイプの詐欺も存在する
多くの人は「しつこく勧誘してこなかったから大丈夫かも」と思いがちですが、詐欺師は警戒心を解くためにあえて『フレンドリーで押しの弱いキャラ』を演じることもあります。
たとえば、「興味があれば紹介するよ」など軽い口調で逃げ道を用意するのは、あなたの判断に責任を持たせようとする心理戦術の一部です。
実例:過去の出会い系詐欺事例
2023年、ある20代女性がマッチングアプリで知り合った男性に投資の話をされ、10万円から始めて最終的に300万円近くを失ったという事例があります。相手は最初「教えるつもりはなかった」と言いつつも、少しずつ信頼を得て投資サイトに誘導してきました。
そのサイトは一見本物のように見えたものの、出金ができず連絡も途絶え、後に海外詐欺グループと判明しました。
被害を防ぐためにできること
・怪しいと感じた時点で会話をやめ、ブロックする
・証券取引等監視委員会のサイトで業者名を検索する
・不安な場合は金融庁の「金融サービス利用者相談室」に相談する
・SNSや出会い系で知り合った相手とは、お金の話をしない
まとめ:疑問を持つのは正解。冷静な判断が身を守る
今回のように、相手がぐいぐい来なくても「お金」「投資」「紹介」という言葉が出てきた時点で警戒することが重要です。
たとえ2割は「本物かも」と思っても、8割が詐欺の可能性と感じるのであれば、距離を置くのが最善策。相手のペースに巻き込まれず、信頼できる第三者のアドバイスを活用しましょう。

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