MT5(MetaTrader 5)でiCustom関数を使って、MQL5からダウンロードしたインジケーターを引用する方法に関する質問がよく寄せられます。特に、エクスプローラーでパスを検索したがうまくいかない場合や、Marketフォルダ内にインジケーターが見つからないという問題が発生することがあります。本記事では、この問題を解決するための手順や注意点について詳しく説明します。
1. iCustom関数の基本的な使い方
iCustom関数は、カスタムインジケーターをMT5で使用するために必要な関数です。これを使ってインジケーターをEA(エキスパートアドバイザー)やスクリプトに組み込むことができます。iCustom関数の書式は以下の通りです。
iCustom(symbol, timeframe, "indicator_name", ...)
symbolは対象のシンボル(通貨ペアや商品など)、timeframeは使用する時間足、”indicator_name”はインジケーターの名前です。引数にはさらにインジケーターに渡すパラメータが必要です。
2. MT5におけるインジケーターの保存場所
MT5でインジケーターを使用する場合、保存場所が正しく指定されていないと、iCustom関数でインジケーターを読み込むことができません。通常、インジケーターはMT5の「MQL5」フォルダ内に保存されます。保存場所の例は以下の通りです。
「MQL5」 > 「Indicators」
Marketで購入したインジケーターやMQL5のダウンロードフォルダに保存したインジケーターは、この「Indicators」フォルダに格納されます。ただし、MQL5ストアからダウンロードしたインジケーターは、MT5が自動的に適切な場所に保存するため、手動でフォルダに保存する必要はありません。
3. iCustom関数でのエラー解決方法
エクスプローラーでパスを検索してもiCustom関数でエラーが発生する場合、まず以下の点を確認しましょう。
- インジケーターが正しい場所に保存されているか確認:インジケーターが「MQL5 > Indicators」フォルダ内に格納されていることを確認してください。
- インジケーター名を正確に指定:iCustom関数で指定するインジケーター名は正確である必要があります。大文字・小文字の違いがエラーの原因となることもあるので、インジケーター名をコピーして貼り付けることをお勧めします。
- MT5を再起動してキャッシュをクリア:インジケーターが正しい場所に保存されているのにエラーが続く場合は、MT5を再起動してキャッシュをクリアすると問題が解決することがあります。
4. MT4からMT5への移行時の注意点
MT4で使用していたインジケーターをMT5に移行する際には、いくつかの注意点があります。MT5では、インジケーターの保存場所やファイル構造がMT4と異なるため、手動でフォルダを移動させる必要がある場合があります。また、MT4で使用していたMQL4形式のインジケーターがそのままMT5で動作しないこともあるので、MQL5に対応したインジケーターを選ぶことが大切です。
5. まとめ
MT5でiCustom関数を使用してインジケーターを読み込むためには、インジケーターが正しいフォルダに保存されていることを確認することが最も重要です。また、インジケーター名の正確な入力や、MT5の再起動など、基本的なエラー解決方法を試すことで問題を解決できます。正しい保存場所と設定を確認し、取引環境を整えていきましょう。

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