FX(外国為替証拠金取引)は、平日24時間取引が可能な点が大きな魅力のひとつですが、世界中の市場が順に開くため、時間帯ごとに為替の動きに特徴があります。本記事では、日本市場のオープン時間を中心に、FXの取引時間帯ごとの特徴や戦略について解説します。
日本市場(東京市場)のオープン時間
日本のFX市場、いわゆる東京市場は、日本時間の午前9時にオープンします。ただし、FX会社によっては、早朝のスプレッド拡大などを避ける目的で、実質的な流動性が高まるのは午前8時台後半〜9時以降になることが多いです。
この時間帯には、日本の企業や機関投資家の為替取引が増えるため、円絡みの通貨ペア(例:USD/JPY、EUR/JPY)の動きが活発になりやすい傾向があります。
世界のFX市場のオープン時間と特徴
FXは24時間取引可能ですが、世界の主要市場のオープン時間を押さえることで、値動きの強い時間帯を把握できます。
市場 | 日本時間のオープン | 主な通貨ペアの動き |
---|---|---|
シドニー市場 | 午前7時頃 | AUD/JPY、NZD/USDなど |
東京市場 | 午前9時頃 | USD/JPY、EUR/JPYなど |
ロンドン市場 | 午後4時〜5時頃 | EUR/USD、GBP/JPYなど |
ニューヨーク市場 | 午後9時〜10時頃 | USD/JPY、EUR/USDなど |
特にロンドン市場とニューヨーク市場の重なる時間帯(午後9時〜午前1時)は取引量が多く、急な値動きが発生しやすいです。
FX市場の月曜オープンと金曜クローズの注意点
FX市場は基本的に、月曜日の朝7時ごろにオープンし、土曜日の朝6時50分ごろにクローズします(土曜朝の終了時間は業者により異なる)。
週末を挟む場合、週明けの窓開け(ギャップ)に注意が必要です。金曜終値と月曜始値が大きく乖離する可能性があり、週末ポジション保有にはリスク管理が求められます。
日本市場で注目されやすい経済指標とイベント
東京時間に大きな影響を与える要因として、日本の経済指標発表や日銀の金融政策会合、要人発言などがあります。
例として、以下のイベントが注目されます。
- 日銀政策金利発表(年数回)
- 日銀総裁会見
- 日本のGDP速報値やCPI(消費者物価指数)
- 米国の指標でも、早朝発表の場合は東京時間の値動きに影響
これらのスケジュールは事前に確認しておきましょう。大きな指標の前後はスプレッド拡大や急変動のリスクもあります。
時間帯別に変えるべきFX戦略
時間帯によって市場参加者の傾向が異なるため、FXトレードも戦略を変えるのが理想です。
東京時間は比較的値動きが穏やかで、レンジ戦略や逆張りが有効な場面が多いです。一方、欧州・米国時間ではトレンドが出やすいため、ブレイクアウト戦略が有効なこともあります。
まとめ:東京市場の時間を理解し、FXを有利に展開しよう
FXにおける東京市場のオープン時間は日本時間午前9時前後が目安で、円関連の通貨ペアが活発に動き出します。この時間帯の特徴を理解し、レンジ相場や材料発表に備えた戦略を練ることで、より安定した取引が可能になります。
時間帯ごとの傾向をつかんで、無理なく利益を伸ばす取引スタイルを確立していきましょう。

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