投資用語「半値戻し」とは?史上最高値からの回復過程をわかりやすく解説

株式

株式投資やチャート分析でよく使われる「半値戻し」という表現をご存じでしょうか?特に相場が大きく下落したあとに使われることが多く、投資判断において重要な節目となる概念です。本記事では「史上最高値からの半値戻し」というフレーズの意味と、その活用方法について実例を交えて解説します。

「半値戻し」とはどういう意味か?

「半値戻し」とは、ある銘柄や指数が高値から大きく下落したあと、その下落幅の半分まで価格が回復することを指します。テクニカル分析でよく使われる節目であり、心理的な抵抗・支持ラインとして意識されることが多いです。

たとえば、株価が史上最高値の20,000円から10,000円まで下がった場合、半値戻しはその間の半分、すなわち15,000円を意味します。

実例で理解する:TOPIXや日経平均のケース

2020年のコロナショック後、日経平均は一時18,000円台まで急落しました。しかし、その後は回復し、9,000円ほどの下落に対して4,500円分回復した22,500円を超えたとき、「半値戻しを達成」と表現されました。

このように「半値戻し」は、相場の転換点や買いの勢いの強さを測る一つの基準として使われるのです。

なぜ「半値戻し」は注目されるのか?

半値戻しが注目される理由の一つは、投資家心理に関係しています。大きく下げたあとに半分戻せると、「この銘柄(市場)は底を打ったかもしれない」と判断されやすく、買いが強まる傾向があるからです。

また、ファンダメンタルズ分析と組み合わせることで、値ごろ感や割安感を判断する際の参考指標にもなります。

半値戻しは買いのシグナルなのか?

一概には言えませんが、多くの投資家がチャート上のテクニカル指標として半値戻しを意識しているため、短期的な値動きの転換点になることがあります。

ただし、半値戻しで止まる場合もあれば、そのまま全戻し(高値に再到達)や再び下落するケースもあるため、他の指標や出来高との併用が重要です。

「全戻し」や「三分の一戻し」との違い

テクニカル分析では「三分の一戻し」や「全戻し」といった用語もあります。「三分の一戻し」は下落の3分の1程度を戻すこと、「全戻し」は高値に完全に戻ることを意味します。

これらを合わせて確認することで、相場の勢いや反転の兆候を複合的に判断することが可能になります。

まとめ:半値戻しは相場回復のひとつの節目

「史上最高値からの半値戻し」とは、過去最高値からの下落分の半分まで価格が戻ったことを意味し、投資家の間では重要な相場の転換サインとされています。

ただし、半値戻しはあくまで一つの目安であり、売買判断には他の要素との組み合わせが大切です。冷静な分析と慎重な判断で、リスクを管理しながら投資に活用していきましょう。

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