FXのバックテストや検証を行うためには、長期間のヒストリカルデータが必要です。しかし、1年分しかダウンロードできないサイトが多く、10年分以上のデータを取得するのは難しいと感じている方も多いでしょう。この記事では、10年分のFXヒストリカルデータを無料で取得できる方法とおすすめのサイトを紹介します。
長期間のFXヒストリカルデータが必要な理由
FXの検証やバックテストでは、できるだけ多くの過去データを使用することが重要です。特に、長期間にわたるデータが必要なのは、システムトレードやEA(エキスパートアドバイザー)のパフォーマンスを正確に測定するためです。1年分のデータでは、トレンドの変動や経済的なイベントに基づく大きな変動を見逃してしまう可能性があります。
10年分のデータがあれば、経済の周期的な変動や、さまざまなマーケットコンディションにおけるトレードの結果を評価することができます。そのため、過去データを多く持っているサイトやサービスを見つけることが重要です。
無料で10年分のFXデータを取得できるサイト
10年分のFXデータを提供しているサイトは幾つかありますが、無料で利用できるサービスも増えてきました。以下に、特におすすめのサイトを紹介します。
1. HistData.com
HistData.comは、無料で1分足データや日足データなど、さまざまな時間枠のFXヒストリカルデータを提供しています。ここでは、通貨ペアごとに最大10年分のデータをダウンロードすることができます。
このサイトの強みは、データの形式がMT4(MetaTrader4)で直接使用できるフォーマットで提供されている点です。これにより、ダウンロードしたデータをそのままMT4でバックテストに活用できます。
2. Dukascopy
Dukascopyは、スイスのオンラインバンクで、無料でFXの1分足データを提供しています。データの保存期間は非常に長く、最大で10年以上のデータをダウンロードすることができます。
このサイトでは、様々なフォーマットでデータを取得できるので、MT4やMT5などのプラットフォームで利用することも可能です。データの精度が非常に高い点も評価されています。
3. TrueFX
TrueFXは、FX業界で広く使われているヒストリカルデータを提供しているサイトで、1分足のデータを10年以上さかのぼってダウンロードできます。
TrueFXは、データの信頼性が非常に高く、業界標準とされるデータを多く提供しています。サイト内でのデータダウンロードは簡単で、利用者のニーズに応じて多様なフォーマットに対応しています。
ヒストリカルデータを取得する際の注意点
FXのヒストリカルデータを利用する際は、いくつかの注意点があります。まず第一に、データが完全であるかどうかを確認することが重要です。ヒストリカルデータには、スプレッドや市場の流動性が反映されていない場合もあります。特に無料で提供されるデータの場合、その精度や正確性に限界があることもあります。
また、取得するデータのフォーマットも確認しましょう。例えば、MT4で利用するためのデータは特定のフォーマット(.csvや.m1形式など)が必要です。フォーマットが異なる場合は、変換ツールを使ってデータを変換する手間が発生することがあります。
データを活用したバックテストと検証方法
データを取得したら、次に行うべきことはバックテストです。バックテストとは、過去のデータを使ってトレーディングシステムのパフォーマンスを評価する作業です。MT4やMT5などのトレードプラットフォームには、バックテスト機能が備わっているので、取得したヒストリカルデータをインポートして実行することができます。
バックテストを行うことで、過去の市場でどのように戦略が機能するかを確認することができます。データが10年分あると、システムが異なる市場状況でどのように動作したのかを詳細に評価することができます。
まとめ
10年分のFXヒストリカルデータを無料で取得する方法として、HistData.com、Dukascopy、TrueFXなどのサイトを活用することができます。これらのサイトでは、過去10年以上のデータをダウンロードでき、MT4やMT5などのプラットフォームで活用することが可能です。
データを取得した後は、バックテストを行い、システムのパフォーマンスを確認しましょう。バックテストにより、システムの有効性やリスクを評価することができます。正確なデータを使用して、より信頼性の高いトレーディングシステムを作成することができるでしょう。
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