「土曜日にもマーケットが動いているのでは?」と感じたことはありませんか?特に投資系YouTuberやニュース速報などで週末にも値動きの情報が出ると、不思議に思う方もいるでしょう。この記事では、世界の金融市場の開閉時間や、土曜日に見られる価格情報の仕組みについて詳しく解説します。
基本:主要な金融市場の営業日は平日のみ
ニューヨーク証券取引所、東京証券取引所、ロンドン証券取引所など、世界の主要な証券取引所はすべて月曜日から金曜日までの営業です。土日は各市場が休場で、原則として新たな売買や価格変動は起こりません。
つまり、土曜日は「市場が開いていない」のが基本です。株式だけでなく、為替(FX)や仮想通貨を除く大半の商品もこのスケジュールに従います。
それでも「値動き情報」が出る理由
それでも土曜日に価格情報が伝えられるのは、いくつかの要因があるためです。
- ①先週末の終値の振り返り:金曜日の終値をもとに解説する動画や記事が多く、値動きを「当日の情報」と誤解することがあります。
- ②仮想通貨市場の存在:ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨は365日24時間取引が可能なため、週末も価格が変動します。
- ③CFDや先物市場の影響:CFD(差金決済取引)では一部の証券会社が週末にも「参考価格」を提供することがあり、これが値動きとして見えるケースもあります。
土曜の価格情報に惑わされないために
投資情報を受け取る際には、そのデータの「発信時点」と「基になっている市場」の区別が重要です。例えば、YouTubeで土曜に配信された「今日の米国株動向」は、実際には金曜日の終値についての話かもしれません。
また、仮想通貨と株式では取引時間が大きく異なるため、両者を混同しないようにしましょう。
主要マーケットの取引時間(日本時間)
市場 | 営業日 | 取引時間(日本時間) |
---|---|---|
東京証券取引所 | 月〜金 | 9:00〜15:00 |
ニューヨーク証券取引所 | 月〜金 | 23:30〜6:00(夏時間) |
ロンドン証券取引所 | 月〜金 | 17:00〜1:30(夏時間) |
仮想通貨市場 | 365日 | 24時間 |
このように、株式や為替と仮想通貨では時間帯が異なるため、情報を受け取る際の見極めが大切です。
まとめ:土曜に見える「値動き」は真の市場ではない
世界の主要金融市場は土日は原則として休場しています。土曜日に見える「値動き情報」は、過去の終値や仮想通貨など別の市場によるものである可能性が高いです。情報の「時間軸」と「対象市場」を正しく理解し、冷静に受け止めることが、投資判断において重要なポイントとなります。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント