MetaTrader 4(MT4)を使い始めたばかりのトレーダーにとって、「気配値表示に通貨ペアはあるのに、ゴールドしか取引できない」というトラブルは意外と多く見られます。本記事では、その原因と解決方法をわかりやすく解説し、他の通貨ペアも自由に取引できるようになるための手順をご紹介します。
MT4で通貨ペアが選択できない理由とは?
まず、MT4ではチャート上で選択されている通貨ペアや商品(この場合ゴールド)に基づいて、新規注文ウィンドウが立ち上がります。つまり、チャートを表示していない通貨ペアは選択していても新規注文に反映されないのが通常仕様です。
さらに、気配値表示で選択しているだけでは「アクティブ状態」にならず、チャートが開かれていない場合には注文ウィンドウに表示されません。
気配値表示の正しい使い方
「気配値表示」で通貨ペアを見つけたら、その通貨ペアを右クリック→「チャート表示」を選択してください。これにより、その通貨ペアのチャートが新しく開き、以降はそのチャート上で右クリック→「取引」→「新規注文」が可能になります。
また、気配値表示では灰色の通貨ペアは非アクティブ状態です。右クリックして「すべて表示」を選ぶことで、ブローカーが提供しているすべての銘柄が一覧に出てきます。
ゴールドしか表示されない原因と対策
一度ゴールド(例:XAUUSD)で取引した後、それだけが黄色く選択されたままになるのは、そのチャートが開かれており、他の通貨ペアのチャートを開いていないためです。MT4は、最後に開かれたチャートに紐づいて新規注文ウィンドウを開くため、通貨ペアのチャートを開かないと注文できません。
他の通貨ペアを選んで新規注文したいときは、まず該当するチャートを開いてください。そのうえで「F9キー」または右クリックから新規注文を行えば、その通貨ペアでの注文が可能になります。
チャートウィンドウの整理と管理
複数のチャートを同時に開いている場合は、画面が煩雑になりやすいため、「ウィンドウ」メニューから「すべてのウィンドウを整列」を選ぶと、見やすく並べることができます。
また、不要なチャートは右上の「×」ボタンで閉じておくと、誤注文のリスクを軽減できます。自分が今どの通貨ペアを操作しているか常に把握することが大切です。
実例:USDJPYの注文ができなかったケース
とあるユーザーは、気配値表示でUSDJPYをクリックしていたにもかかわらず、「新規注文」で出てきたのはXAUUSDだったという現象に直面しました。原因は、XAUUSDのチャートだけが開かれていたためでした。
USDJPYのチャートを表示した後に同じ手順を試すと、正常にUSDJPYの注文画面が表示されるようになりました。このように、チャートが開かれていない=取引対象にならないという仕様を理解しておくことが重要です。
まとめ:MT4で通貨ペアを取引するためのポイント
MT4で通貨ペアを選択して取引するためには、次のステップを押さえることが重要です。
- 気配値表示で通貨ペアを右クリック→「チャート表示」
- チャートが開かれていないと新規注文には反映されない
- ゴールドのみが黄色く表示されるのは、現在開いているチャートがそれだから
- 「すべて表示」でブローカー提供のすべての通貨ペアを確認
- 注文したい通貨ペアのチャートを開いてから新規注文を行う
これらの基本操作を理解しておくことで、MT4でのトレード環境をスムーズに整えることができます。初心者のうちは混乱しがちですが、慣れれば非常に使いやすいプラットフォームです。

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