仮想通貨取引所bitFlyer（ビットフライヤー）を使ってLTC（ライトコイン）を外部ウォレットへ送金しようとした際に、「アドレスが正しくありません」と表示されてしまうトラブルが発生することがあります。アドレスを正確に入力しても起こるこの問題には、複数の原因が考えられます。本記事ではその代表的な原因と解決策について詳しく解説します。
LTCアドレスの形式とbitFlyerの対応状況
ライトコインにはいくつかのアドレス形式が存在し、代表的なものには「Lから始まる旧形式」と「Mから始まる新形式（M-address）」があります。bitFlyerでは送金対応しているアドレス形式に制限がある場合があり、Mから始まる新形式に非対応のケースも報告されています。
たとえば、送信先がMアドレスである場合、「アドレスが正しくありません」と表示され、送信ができない可能性があります。
送信先のアドレス形式を変換する方法
相手がMアドレス（例：M********）を提示してきた場合、それに対応する旧形式のLアドレスを取得することで送信できる可能性があります。ライトコインの公式ツールや一部のウォレットでは、アドレス変換ツールでMアドレスをLアドレスに変換可能です。
ただし、変換後のアドレスを使用する際は、送金先のウォレットでそれが正しく対応していることを必ず確認しましょう。
bitFlyerのサポートと利用者側でできる確認事項
bitFlyerの仕様変更や制限が関係している可能性もあるため、bitFlyerの公式ヘルプセンターやカスタマーサポートに確認するのも重要です。
また以下の点も再確認してみてください。
- アドレスがLTCの形式か（他通貨と間違えていないか）
- 文字数・文字種に余分なスペースが含まれていないか
- 送金上限や最低金額を満たしているか
具体例：bitFlyerで送信できなかったが成功したケース
あるユーザーはMから始まるLTCアドレスに送信できなかったため、送信先ウォレット（例：Exodus）でLから始まる互換アドレスを表示してもらい、それを用いて無事に送金を完了しました。
また、送金時にGoogle Chromeの拡張機能が動作してアドレスが自動変換されていたケースもあるため、ブラウザの拡張機能を一時無効化して試すのも一案です。
間違えて送金した場合のリスクと注意点
仮想通貨の送金は一度実行されると取り消しができません。アドレス形式の違いや送金先の不一致によって資産を失うリスクもあるため、テスト送金を行うことを強くおすすめします。
まず少額（例：0.01LTC）でテスト送信し、正しく着金したことを確認してから本送金を行うと安心です。
まとめ｜bitFlyerでのLTC送金トラブルはアドレス形式に注意
LTCの送金で「アドレスが正しくありません」と表示された場合は、アドレス形式の違いを疑うことが第一です。
- bitFlyerは一部のアドレス形式（Mアドレス）に非対応
- Lアドレスへの変換ツールが有効
- 誤送金を避けるためにテスト送金を推奨
- 不明点はbitFlyer公式サポートへ確認を
仮想通貨送金は慎重に、そして正確に行うことが大切です。安全な取引のために、形式や送金条件をよく確認しましょう。
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