VOO・VYMに匹敵する注目の米国ETF5選|長期投資・配当重視の分散戦略に最適な代替銘柄とは?

株式

米国ETFへの投資は、低コストかつ高い分散性を持つ点で多くの投資家に支持されています。中でもVOO(S&P500連動)とVYM(高配当株式ETF)は人気ですが、それに匹敵するETFを探している方も少なくありません。本記事では、VOO・VYMの特徴を踏まえつつ、同等またはそれ以上の魅力を持つ米国ETFを紹介します。

VOO・VYMとは?それぞれの特徴をおさらい

まずVOOは、S&P500指数に連動するETFで、米国の大型優良株へ広く分散投資できることが魅力です。経費率はわずか0.03%と非常に低く、米国経済全体の成長を享受できる商品として人気です。

一方のVYMは、米国の高配当株に投資するETFで、長期での安定した配当収入を目的とする方に支持されています。生活必需品や金融セクターなどが中心で、景気変動に強い構成です。

VOOに匹敵するETF①:IVV(iShares Core S&P500)

IVVはVOOと同じくS&P500に連動するETFで、構成銘柄やリターンもほぼ同一です。運用会社がブラックロックである点が異なりますが、経費率も同じ0.03%と優秀です。

取引時間帯の出来高や、使用している証券口座の取り扱いETFによっては、VOOとIVVを使い分けるのも一手です。

VOOに匹敵するETF②:SPY(SPDR S&P500 ETF)

SPYもS&P500に連動しますが、最も歴史が長く流動性が圧倒的に高いETFです。ただし、経費率は0.09%とVOOやIVVよりやや高めで、長期投資にはコスト面で若干不利な場合もあります。

短期取引やデイトレード目的で選ぶには優れた選択肢となります。

VYMに匹敵するETF①:SCHD(Schwab U.S. Dividend Equity ETF)

SCHDは、財務的に健全かつ安定した配当を出している米国企業に投資するETFで、配当利回りと株価成長性のバランスが魅力です。経費率は0.06%で、VYMと同程度の水準を保ちつつ、構成銘柄にテック株も含まれる点が特徴です。

近年ではVYMよりトータルリターンが高くなっている年もあり、成長と安定を両立したい方に人気です。

VYMに匹敵するETF②:HDV(iShares Core High Dividend ETF)

HDVは、財務健全性を重視し、医療・エネルギー・通信など景気に左右されにくいセクターに重点を置くETFです。構成銘柄がよりディフェンシブ寄りで、安定感を重視したい方に向いています。

一方で、景気回復局面ではパフォーマンスがやや抑えられる傾向もあるため、運用目的によって使い分けが求められます。

配当+成長を狙うならVIG(Vanguard Dividend Appreciation ETF)

VIGは、過去10年以上連続増配実績のある企業に投資するETFで、安定した成長志向の投資家に人気です。配当利回りはやや低めですが、増配の継続性に優れた企業を厳選しており、将来の配当増に期待できます。

VOOやVYMよりも中長期での株価成長を狙いたい方には特におすすめです。

目的別おすすめETF早見表

目的 ETF 特徴
米国全体への分散 VOO / IVV / SPY S&P500連動
高配当重視 VYM / SCHD / HDV 安定配当+ディフェンシブ銘柄
増配企業へ投資 VIG 連続増配・将来の増配期待

まとめ:目的に応じたETF選びが重要

VOOやVYMは非常に優れたETFですが、投資の目的やスタイルによっては、IVV・SCHD・HDV・VIGといった代替ETFも魅力的な選択肢です。

経費率、配当利回り、成長性、構成銘柄などを総合的に比較し、自分の投資スタイルに最適なETFを選びましょう。特定のETFに偏らず、複数のETFを組み合わせることで、より安定した資産運用が実現できます。

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