円高でドルを買い、円安で売ると儲かる？為替差益の仕組みをわかりやすく解説

外国為替、FX

2025.06.27

為替相場の変動をうまく利用することで、円を増やすことができるという考え方があります。この記事では、「円高のときにドルを買い、円安のときにドルを売ると本当に得になるのか？」という仕組みを、初心者にもわかりやすく解説していきます。

為替とは？ドル円相場の基本をおさらい

為替とは、異なる通貨同士を交換するレートのことです。例えば「1ドル＝100円」というレートなら、100円で1ドルを買えることを意味します。円高とは「円の価値が高くなること」、円安とは「円の価値が下がること」です。

仮に1ドル＝100円が、後に1ドル＝150円になると、ドルの価値が上がり、円の価値が下がったことを示します。これが「円安」です。

たとえば、1ドル＝100円のときに10万円分のドルを買えば、1,000ドル手に入ります。その後、円安が進み、1ドル＝150円になったときにそのドルを円に戻せば、1,000ドル × 150円＝15万円になります。

このように、為替差益（かわせさえき）として5万円の利益が出るのです。つまり「安いときに買い、高いときに売る」という原則は為替にも当てはまります。

為替差益を狙う投資手段として、以下のような選択肢があります。

初心者には、リスクを抑えやすい外貨預金や外貨建てETFから始めるのが良いでしょう。

為替で得た利益には、税金がかかる場合があります。外貨預金では「雑所得」として課税対象となり、FXでは申告分離課税で20.315％の税率がかかります。

また、為替は株価と同じく予測が難しく、思惑通りに動かないリスクもあります。そのため、全財産をつぎ込むのではなく、リスク許容度に合わせた運用が重要です。

例えば、2022年に1ドル＝115円で外貨預金を始めたAさんが、2025年に1ドル＝150円で円に戻した場合、1ドルあたり35円の為替差益が出ます。

1000ドル保有していた場合、115,000円→150,000円となり、差額35,000円の利益が出た計算になります。このような為替差益は、タイミング次第で大きな利益にもなり得ます。

「円高でドルを買い、円安で売る」という行為は、為替の基本的な利益の取り方です。正しい知識とリスク管理をもって実践すれば、円を増やす手段として有効に働く可能性があります。

ただし、為替は予測が難しいため、焦らず分散投資と長期目線を持って取り組むことが大切です。

こんにちは！利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。