インターネットやYouTubeには数多くの「勝てる投資手法」が紹介されています。こうした情報は魅力的に映る一方で、実際に信頼できるのか、詐欺的ではないのかといった不安もつきものです。本記事では、YouTubeの投資手法の信ぴょう性やその検証方法、そして情報に踊らされないための視点について解説します。
なぜ「勝てる手法」が量産されるのか
YouTubeでは「誰でも簡単に稼げる」「1日5分で月収100万円」など、目を引くタイトルの動画が大量にアップされています。これは視聴回数を稼ぐことで広告収入を得る仕組みや、商材販売、アフィリエイトなどの収益を狙った投稿が多いためです。
もちろん中には有益な情報もありますが、その多くは再現性の低いものや、特定の条件でのみ機能するような限定的手法であることも少なくありません。
本当に稼げる手法の特徴とは
- バックテストや検証結果が明示されている
- 勝率やリスク管理についても具体的に解説している
- 相場状況によって使い分ける条件付きで紹介されている
特に重要なのは「資金管理」や「損切りのルール」が明示されているかどうかです。勝てるトレーダーは手法以上にリスクコントロールを重視します。
検証しないと意味がない:情報を受け取る側の責任
手法の有効性は、実際に自分でバックテストを行い、過去チャートで検証しなければわかりません。SNSや動画だけで信じ込むのではなく、検証する力を身につけることが重要です。
例えば、移動平均線のクロス手法が「機能する」とされても、どの時間軸で、どの相場環境(トレンド or レンジ)で効くのかまで理解しなければ、実戦では使えません。
「ない」と言い切る人の心理とは
一方で「勝てる手法はない」と断言する人は、経験から来る戒めとして発言しているケースもあります。これは「手法に依存しても勝てない」「メンタルや資金管理が9割」と考えている人に多く見られます。
つまり、勝てるかどうかは手法そのものよりも、その人の実行力、継続性、検証姿勢に依存しているという現実があるのです。
実際に検証した例:移動平均線とRSIの組み合わせ
たとえば、以下のような手法を検証してみることで、自分に合うかどうかを判断できます。
- 条件:5EMAと20EMAのゴールデンクロス
- 追加条件:RSIが50を上抜けた場合のみ買い
- 検証期間:過去2年間のドル円15分足
このように条件を明確化し、再現性を確認することで初めて「使える手法」と言えるのです。
まとめ:手法は「使い手の技量」によって活きる
YouTubeに勝てる手法がないわけではありません。ただし、それらの手法が「誰にでも通用する魔法のようなもの」ではないのも事実です。
手法を「信じるかどうか」ではなく、「検証して使いこなせるかどうか」が勝負の分かれ道です。固定観念や決めつけではなく、自分で動いて試す人こそが、最終的に安定した利益にたどり着けるのです。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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