オール・カントリー(オルカン)やS&P500の長期チャートを見ると、右肩上がりの強い上昇が続いているため「このまま上がり続けるのか」「そろそろ大きな下落が来るのではないか」と不安になる方も少なくありません。長期投資では過去の成績だけを見るのではなく、相場の変動や停滞期間も理解しておくことが大切です。この記事では、S&P500や全世界株式が今後数年間横ばいや下落基調になる可能性、そして長期積立投資で重要な考え方について解説します。
株式市場は長期的に上昇してきたが一直線ではない
S&P500や全世界株式のような株価指数は、長い期間で見ると成長してきました。企業が利益を伸ばし、経済全体が拡大してきたことが株価上昇の大きな理由です。
しかし、長期チャートが右肩上がりに見えるからといって、毎年安定して上昇しているわけではありません。途中には大きな下落や長期間の停滞が何度もありました。
例えば、金融危機や感染症拡大、景気後退などによって株価が大きく下落する局面は過去にも発生しています。その後回復したものの、投資期間によっては数年間含み損を抱える時期もありました。
オルカンやS&P500が数年間横ばいや下落になる可能性はある
現在の株価水準が高く感じられる場合でも、将来数年間の値動きを正確に予測することはできません。株式市場は企業業績、金利、景気、世界情勢など多くの要因で変動します。
そのため、オルカンやS&P500が今後数年間ほとんど伸びない、または下落傾向になる可能性は十分あります。過去にも、株価指数が長期間停滞した時期は存在します。
例えば、投資開始直後に大きな下落が起きた場合、数年程度は購入価格を下回ることもあります。しかし、それは長期投資において珍しいことではありません。
上昇ペースが速い時に注意したいポイント
株価が大きく上昇している時期には、「今から買っても遅いのではないか」「バブルなのではないか」と感じることがあります。しかし、株価の高低を正確に判断することは専門家でも難しいものです。
一方で、過去の上昇率がそのまま将来も続くとは限りません。特に短期間で急激に上昇した市場では、その後調整が入ることがあります。
例えば、毎年一定割合で上昇すると考えて資金計画を立てると、下落局面で精神的な負担が大きくなる可能性があります。株式投資では好調な時期だけではなく、不調な時期も想定しておくことが重要です。
なぜ長期積立投資が推奨されるのか
長期積立投資が推奨される理由は、短期的な値動きを完全に避けるためではありません。価格が上下する市場で、時間をかけて投資を続けることでリスクを分散しやすくなるためです。
毎月一定額を購入する積立投資では、価格が高い時だけ購入するのではなく、下落時にも同じ金額で買い続けることになります。その結果、購入価格が平均化される効果があります。
例えば、毎月3万円を積み立てている場合、株価が高い時には少ない口数を購入し、下落時には多くの口数を購入します。短期的な下落も、長期的には資産形成の一部として考えられます。
大きな下落が来た時に重要になる考え方
投資を続けるうえで難しいのは、株価が上昇している時ではなく、大きく下落した時です。資産が減ると不安になり、積立を停止したり売却したりしたくなることがあります。
しかし、長期投資では下落局面で市場から離れないことが重要になる場合があります。過去の株式市場では、大きな下落の後に回復してきた例が多くあります。
もちろん、将来必ず同じように回復する保証はありません。そのため、自分の生活資金やリスク許容度に合わせた投資額を設定することが大切です。
オルカンとS&P500を保有する時に意識したいこと
オルカンやS&P500は、世界中または米国の多くの企業へ分散投資できる商品ですが、株式投資である以上、価格変動は避けられません。
長期投資を考える場合は、「いつ買うか」だけに注目するよりも、「どれくらいの期間保有できるか」「下落時にも続けられる金額か」を考えることが重要です。
例えば、数年以内に使う予定のお金を株式投資に回すと、下落時に売却せざるを得ない可能性があります。一方、10年以上使う予定のない資金であれば、短期的な変動に対応しやすくなります。
まとめ|オルカンやS&P500でも停滞や下落はあり得るが長期視点が重要
オルカンやS&P500は長期的に成長してきた実績がありますが、今後も同じペースで上昇し続ける保証はありません。数年間の横ばいや下落相場になる可能性もあります。
ただし、長期積立投資では短期的な相場予想よりも、時間を味方につけて投資を継続する考え方が重要になります。
株価が上がっている時も下がっている時も冷静に対応できるよう、自分の投資目的やリスク許容度を確認しながら運用を続けることが、長期的な資産形成につながります。
こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。


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