NISA口座を利用していると、取扱商品や手数料、投資信託の種類などを理由に、別の金融機関へ変更したいと考えることがあります。例えば野村證券でNISAを利用しているものの、S&P500連動型の投資信託や幅広い商品を取り扱うSBI証券に興味を持つケースもあります。この記事では、NISA口座を他社へ変更する際に現在保有している株や投資信託をどう扱うのか、手続きの流れや注意点について解説します。
NISA口座を別の金融機関へ変更すると保有商品はどうなる?
NISA口座を野村證券からSBI証券など別の金融機関へ変更する場合、現在NISA口座で保有している株式や投資信託をそのまま新しい金融機関へ移すことはできません。
つまり、現在野村證券のNISA口座で保有している商品をSBI証券のNISA口座へ移管することはできない仕組みになっています。
ただし、変更するために必ず売却しなければならないわけではありません。現在保有している商品は、購入した金融機関のNISA口座内でそのまま保有を続けることが可能です。
NISA口座変更後も以前購入した株は保有できる
NISA口座をSBI証券などへ変更した場合、変更前の野村證券で購入した株式や投資信託は、野村證券のNISA口座で管理され続けます。
例えば、野村證券のNISA口座で保有している株から配当金や株主優待を受け取っている場合、金融機関を変更した後も、その保有分についてはNISAの非課税メリットを受けることができます。
一方で、新しくNISA枠を利用して購入する商品は、変更後のSBI証券で購入することになります。そのため、過去の資産と新しい投資先を分けて管理する形になります。
NISA口座を野村證券からSBI証券へ変更する流れ
NISA口座の金融機関変更は、一般的には以下のような流れで行います。
- 変更先の金融機関(例:SBI証券)でNISA口座開設の申し込みをする
- 現在利用している金融機関(野村證券)へNISA口座の変更手続きを依頼する
- 金融機関変更に必要な書類を提出する
- 税務署の確認後、新しい金融機関でNISA口座が利用可能になる
手続きには一定期間かかるため、すぐに新しい金融機関でNISA投資を始められるわけではありません。投資したいタイミングが決まっている場合は、余裕を持って手続きを進めることが大切です。
NISA口座変更前に確認しておきたい注意点
NISA口座を変更する前には、いくつか確認しておきたいポイントがあります。
まず、変更した年にすでにNISA枠を使って商品を購入している場合、その年の金融機関変更ができない場合があります。NISAは年単位で管理されるため、変更するタイミングには注意が必要です。
また、現在保有している商品を売却して新しい金融機関で買い直す場合、NISAの非課税枠を再利用できるわけではありません。売却によって失った投資枠は戻らないため、安易な売却は避けたほうがよい場合があります。
SBI証券へ変更するメリットを考えるポイント
金融機関を変更する理由として多いのが、投資商品の選択肢やサービスの違いです。
例えば、S&P500連動型の投資信託や全世界株式型の投資信託など、長期積立向きの商品を幅広く選びたい場合、ネット証券を利用するメリットがあります。
一方で、野村證券のような対面型証券会社には、担当者への相談や金融商品の提案など、ネット証券とは異なるメリットもあります。自分がどのような投資スタイルを続けたいかを考えて選ぶことが重要です。
まとめ
NISA口座を野村證券からSBI証券などへ変更する場合、現在保有している株式や投資信託を売却する必要はありません。保有商品は変更前の金融機関でそのまま管理され、変更後の金融機関では新しいNISA投資を行う形になります。
NISAは長期的な資産形成を目的とした制度のため、金融機関を変更する際は目先の利便性だけでなく、今後どのような商品に投資したいかを考えることが大切です。
現在の資産を無理に売却するのではなく、保有を続けながら新しい投資先を検討することで、自分に合ったNISA運用を続けやすくなります。
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