SBI証券で投資信託を保有していると、株式のように値段がリアルタイムで動かないため、「今日の評価損益は何時に更新されるのか」「土日にも評価額は変わるのか」と疑問に感じることがあります。
投資信託は株式とは価格決定の仕組みが異なり、基本となる「基準価額」は原則として1日1回算出されます。そのため、SBI証券の画面を日中に何度更新しても、投資信託の評価損益がリアルタイムで変化するわけではありません。
SBI証券では表示する画面によって更新タイミングが異なり、投資信託の個別銘柄情報などは毎営業日22時頃、My資産の投資信託の現在価額は毎営業日28時頃(翌日午前4時頃)が一つの目安です。「何時に更新されるか」を考える際には、どの画面を見ているのかを区別することが重要です。
SBI証券の投資信託はリアルタイムで評価損益が変わらない
株式の場合、取引時間中は株価が動くため、保有株の評価額や評価損益も刻々と変化します。一方、一般的な投資信託では基準価額が原則1日1回算出されるため、株式のようなリアルタイム表示にはなりません。
SBI証券の「My資産」操作ガイドでは、投資信託の現在値・価額について毎営業日28時頃(翌日午前4時頃)に前営業日の基準価額へ更新すると案内されています。また、投資信託の保有明細は約定日の翌4時頃に反映されるとされています。[参照:SBI証券 My資産 資産情報の更新タイミング]
したがって、夜に基準価額が公表されても、My資産の評価額・評価損益へ同じ瞬間に反映されるとは限りません。「基準価額は更新されているのに、自分の評価損益がまだ変わっていない」という時間帯が生じることがあります。
個別銘柄ページの基準価額関連情報は22時頃が目安
SBI証券は、投資信託の個別銘柄ページに表示する基準価額騰落率について、毎営業日22時頃に更新すると案内しています。純資産推移なども毎営業日22時頃が更新目安です。[参照:SBI証券 投資信託の情報更新タイミング]
このため、「SBI証券の投資信託は何時に更新される?」という疑問には、一律に一つの時刻だけを答えると誤解が生じます。銘柄情報としての基準価額関連データを見る場合は22時頃、My資産で保有資産の現在価額を見る場合は翌午前4時頃という違いがあります。
| 確認する情報 | 更新の目安 |
|---|---|
| 個別銘柄ページの基準価額騰落率 | 毎営業日22時頃 |
| 個別銘柄ページの純資産推移 | 毎営業日22時頃 |
| My資産の投資信託の現在値・価額 | 毎営業日28時頃(翌午前4時頃) |
| My資産への保有明細反映 | 約定日の翌午前4時頃 |
なお、システム処理やメンテナンスなどによって通常とは異なる場合もあるため、毎日必ず秒単位で同じ時刻に変わるという意味ではありません。
土日は基本的に新しい基準価額への更新を期待しない
投資信託の基準価額は営業日を基準として算出・公表されます。そのため、通常の土曜日・日曜日に新しい営業日分の基準価額が次々に算出され、評価損益が株式相場のように変動するわけではありません。
例えば金曜日が通常の営業日であれば、金曜日分の基準価額に関するデータが夜間から翌朝にかけてSBI証券の各画面へ反映されることがあります。その結果、土曜日の早朝に画面を見ると評価損益が前に確認した数字から変わっていることはあり得ます。
これは「土曜日にも投資信託の価格がリアルタイムで動いている」という意味ではなく、前営業日である金曜日分の基準価額をSBI証券のシステムが反映した結果と考えると分かりやすいでしょう。通常、土日そのものを新しい評価日として基準価額が更新され続けるわけではありません。
海外株式型の投資信託は値動きとの時間差がさらに分かりにくい
S&P500や全世界株式など海外資産を主な投資対象とする投資信託では、「昨晩の米国株が大幅上昇したのに、SBI証券の評価損益がまだ増えていない」と感じることがあります。これには基準価額の算出・公表までの時間差が関係します。
SBI証券によると、注文日の翌営業日が約定日となる海外資産型の投資信託では、注文日当日の海外市場の終値などを基に円換算して基準価額が算出されます。為替についても所定のレートが使われます。基準価額は約定日の翌日に前営業日の日付で公表される仕組みです。[参照:SBI証券 投資信託の基準価額と市場・為替]
つまり海外株式ファンドでは、「現在の米国株価」「現在のドル円」「SBI証券に表示されている投資信託の基準価額」が同じ瞬間の情報ではありません。海外市場が動いている最中にSBI証券の評価損益を見ても、その値動きが即座に反映されるわけではない点に注意が必要です。
土日に海外市場や為替が動いたら評価損益も変わる?
土日にニュースが出たり為替について話題になったりしても、SBI証券に表示される投資信託の評価損益がその情報をリアルタイムに取り込んで動くわけではありません。投資信託では運用会社が算出する基準価額が評価の基礎になるためです。
また、日本が休場でも海外市場が開いているケースでは、海外市場の値動きが後の基準価額へ反映される場合があります。SBI証券も、約定日の前日に日本が休場で海外マーケットが開いている場合には、その海外市場の終値が基準になることがあると案内しています。
そのため海外型投資信託では「米国株が何%上がったから、保有している投信も今ちょうど何%上がっている」と単純計算するのではなく、どの市場日の株価と為替が次の基準価額に使われるのかを見る必要があります。
買った直後に評価損益が表示されない場合もある
投資信託は注文した瞬間に購入価格が確定する商品ではありません。SBI証券では、投資信託は「約定日」の基準価額で取引が成立し、ファンドによって注文日当日が約定日になるものと翌営業日以降が約定日になるものがあります。[参照:SBI証券 投資信託はいつの基準価額で成立するか]
例えば月曜日に投資信託を注文しても、商品によっては火曜日以降に約定することがあります。その後、SBI証券の保有資産へ反映されるまでさらにシステム処理の時間が必要です。
購入直後に「評価損益が出ていない」「注文時に見た基準価額と違う」という場合には、不具合とは限りません。ファンドの商品概要にある約定日と受渡日を確認すると理解しやすくなります。
評価損益を見るなら毎日の更新時刻に神経質になりすぎない
長期積立を目的として投資信託を保有している場合、毎日数時間単位の更新差を追いかけても、運用成果そのものが変わるわけではありません。基準価額が確定してシステムへ反映されれば、最終的にはその価格を基に評価されます。
特にNISAなどで長期間の資産形成をしている場合は、夜の米国市場を見てすぐ評価損益を確認するより、翌営業日の基準価額反映後に確認するほうが分かりやすいでしょう。
一方、注文や売却を予定している場合には更新時刻だけでなく、各ファンドの「当社締切時間」と「約定日」を確認することが重要です。SBI証券では投資信託の注文締切時間は商品によって異なると案内しています。[参照:SBI証券 投資信託の注文受付締切時間]
まとめ:SBI証券の投資信託は22時頃と翌4時頃が主な確認タイミング
SBI証券の投資信託は株式のように評価損益がリアルタイム更新される商品ではありません。個別銘柄ページの基準価額騰落率などは毎営業日22時頃、My資産の投資信託の現在値・価額は毎営業日28時頃、つまり翌午前4時頃の更新が公式案内上の目安です。
土日については、通常は土曜日・日曜日を新しい評価日として基準価額が更新されるわけではありません。ただし金曜日分の基準価額が金曜夜から土曜早朝にシステムへ反映されることで、土曜日に確認したときに評価損益が変化して見えることはあります。
またS&P500や全世界株式など海外資産型の投資信託では、海外市場・為替・基準価額の算出・SBI証券への表示に時間差があります。「昨夜の相場がまだ反映されていない」と感じた場合は、まずファンドの基準価額の日付を確認し、その後にSBI証券側の更新タイミングを見ると状況を把握しやすくなります。
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