投資信託をNISAで保有していると、日々基準価額が上下しているのを見かけるかもしれません。しかし「その評価額がいつ再投資(複利)に回るのか」という疑問は意外とよくあるものです。この記事では、投資信託の再投資の仕組みと、複利効果がどう反映されるかについて丁寧に解説します。
そもそも複利(再投資)って何?
「複利」とは、得られた収益を再び投資に回すことで、利益が利益を生み出していく仕組みのことです。投資信託の場合、分配金を再投資して口数を増やすことで長期的な資産形成に役立ちます。分配金再投資型の投信は、この仕組みを自動的に行う仕組みです。([参照])
分配金の再投資は“日々”ではなく決算タイミング
評価額は毎営業日の市場の価格変動で上下しますが、再投資(複利)が実際に反映されるのは日々ではありません。投資信託の分配金が支払われる決算日に、分配金を再投資する形で口数が増えます。これは年に1回〜数回というペースで行われることが一般的です。投信ごとに決算頻度は異なりますので、目論見書や運用会社の情報を確認してください。([turn0search1])
基準価額と分配金の関係
投信が分配金を支払うと、基準価額(投信1口当たりの価値)はその分だけ一時的に下がります。これを「分配落ち」と呼びます。再投資型の場合、下がった基準価額で分配金分の口数が追加され、結果として保有口数が増えます。評価額は新たに増えた口数×基準価額で計算されます。([turn0search1])
分配金が出ない投信でも複利は働く
注意点として、分配金が出ないタイプの投信(いわゆる「分配金なし」)もあります。この場合、受け取る分配金自体がありませんが、運用で得た利益がファンド内で再投資されて基準価額に反映されます。将来基準価額が上昇すれば、その値上がり分も含めて複利効果が働くと考えることができます。([turn0search9])
NISAでの扱いと注意点
NISA口座で保有している投信から分配金が発生すると、非課税で受け取れます。また、自動再投資型を選んでいる場合、分配金は証券会社の口座で同じファンドの追加購入に使われます。これは通常、決算日の翌営業日などを基準に行われます。それ以外の日に評価額が再投資されることはありません。([turn0search2][turn0search8])
まとめ
投資信託の評価額は毎営業日の市場変動によって常に上下しているように見えますが、分配金を使った再投資(複利)が反映されるタイミングは決算日など分配金が発生したタイミングです。分配金なしの投信でも運用益が基準価額に反映される形で複利効果が働きます。NISAでは非課税で分配金を再投資できるため、長期運用に適した仕組みといえます。
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