TOSSY(トッシー)では、アカウント登録などによってギフトマネーが付与されるキャンペーンが実施されています。2026年8月時点では、アカウント登録完了で10,000円分のギフトマネーが付与されるキャンペーンが案内されています。
このギフトマネーには通常の現金とは異なるルールがあり、特に重要なのが「付与日から180日間は出金できない」ことと、「90日間、建玉または有効注文を持たない状態が続くと失効する」ことです。
そのため、実際には取引せず、現在価格よりかなり安い価格に買い指値注文を置いておけばギフトマネーの失効を防げるのか、という点が気になるところです。TOSSY公式のギフトマネーと注文に関するルールをもとに整理します。
TOSSYのギフトマネーは付与から180日経過後に出金可能になる
TOSSY公式サイトによると、ギフトマネーは預託証拠金残高に加算され、取引の余力として利用できます。ただし、付与直後から銀行口座へ出金できるわけではなく、付与日から180日経過後に出金可能となります。[参照:TOSSY公式 ギフトマネー]
例えば8月20日に10,000円のギフトマネーが付与された場合、その翌日に10,000円をそのまま出金することはできません。出金可能日はアプリまたはPC版の「ギフトマネー一覧」で確認できます。
なお、180日経過すれば必ず10,000円全額が出金できるという意味でもありません。取引による損失などが発生するとギフトマネーが消費されるため、最終的な残額によって出金できる金額は変わります。
注意点は「180日」とは別に90日の失効ルールがあること
TOSSYのギフトマネーで特に分かりにくいのが、180日間の出金制限とは別に失効条件が設定されている点です。
公式サイトでは、「90日間、建玉または有効注文を持たない場合、自動的に失効する」と案内されています。[参照:TOSSY公式 ギフトマネーの失効日]
つまり「180日待てば自動的に出金できる」と考えて、何もせずアカウントを放置すると、出金可能日を迎える前にギフトマネーが失効する可能性があります。
180日は出金できるようになるまでの期間、90日は建玉も有効注文もない状態が続いた場合の失効判定期間と分けて理解しておくことが重要です。
指値注文が「有効注文」として残っていれば90日失効の条件には該当しないと読める
TOSSY公式の失効条件は「90日間、建玉または有効注文を持たない期間が継続した場合」です。逆に読むと、建玉または有効注文が存在している期間については、この「何も持っていない90日間」には該当しないことになります。
TOSSYでは指値注文に「無期限」という有効期限を設定できます。公式FAQでは、無期限注文について利用者が注文を取り消さない限り有効と説明されています。[参照:TOSSY公式 注文の有効期限]
例えば現在価格が1,000円相当の銘柄について、500円付近に買い指値を入れ、有効期限を「無期限」に設定したケースを考えます。その注文が約定も取消もされず、システム上で有効注文として残り続けているのであれば、公式が示している「90日間、建玉または有効注文を持たない」という状態にはなりません。
したがって、公式ルールをそのまま解釈すれば、無期限の指値注文が有効な状態で残っている限り、それだけを理由に90日経過でギフトマネーが自動失効するとは考えにくいといえます。
ただし「無期限注文=180日間絶対に残る」ではない
ここで注意したいのが、「無期限」という言葉です。無期限注文は基本的には約定または利用者による取消まで有効ですが、TOSSYでは一定の条件によって未約定注文が自動的に取り消される場合があります。
例えばTOSSYの操作ガイドでは、価格調整を実施する銘柄について、価格調整が行われる営業日の終了後から翌営業日の開始までの間に、未約定の指値・逆指値注文がすべて取り消されると案内されています。[参照:TOSSY公式 新規注文ガイド]
また、TOSSYの取引ルールでは、市場や取引所の規制、対象銘柄に関する事情、カバー取引の継続が難しい場合などに新規取引が制限され、未約定の新規注文が取り消される場合があるとされています。[参照:TOSSY公式 取引ルール]
したがって、一度無期限注文を出せば半年間アプリを一切確認しなくても大丈夫、とまでは言えません。注文が何らかの理由で取り消され、その後90日間に建玉も有効注文もない状態が続けば、ギフトマネーの失効条件を満たす可能性があります。
株価の半額程度に指値を入れる方法にも約定リスクがある
「どうせ約定しないように現在価格の半額くらいで買い指値を置けばよい」と考える場合にも注意が必要です。株価は短期間でも大幅に下落することがあり、現在価格から50%離れているからといって約定しない保証はありません。
TOSSYの株式取引は現物株そのものを購入するサービスではなく、個別株式CFDを含む店頭デリバティブ取引です。そのため、指値注文が約定すると実際にポジションが発生し、その後の価格変動によって損益が生じます。
例えば1,000円相当で推移していた銘柄に500円の買い指値を置き、その企業に重大な悪材料が発生して株価が急落した場合、注文が約定する可能性があります。指値注文は原則として指定レートで約定するとされていますが、注文が成立した後は当然ながら相場変動リスクを負うことになります。[参照:TOSSY公式 指値注文]
つまり「失効防止のためだけの注文」のつもりでも、本当に約定した場合に保有しても問題ない数量と価格にしておくことが重要です。
有効注文を出すと証拠金が拘束される点にも注意
未約定の新規注文を出す場合、その注文に必要な証拠金が拘束されることがあります。TOSSY公式FAQでも、新規未約定注文が発注されている場合には注文証拠金が拘束され、その分だけ出金可能額が少なくなると案内されています。[参照:TOSSY公式 出金可能額]
そのため180日が経過してギフトマネー自体が出金可能になっても、有効な新規注文を残したままでは、注文証拠金の影響によって全額を出金できない可能性があります。
実際に出金する段階では、不要な未約定注文を取り消し、保有ポジションがあれば決済したうえで出金可能額を確認するのが基本です。
180日間放置するなら「失効日」と「注文状態」を定期的に確認する
TOSSYでは、ギフトマネーごとの失効日はアプリおよびPC Webブラウザ版の「ギフトマネー一覧」から確認できます。公式FAQによれば、表示された「失効日」の営業終了後の日次メンテナンスで対象ギフトマネーが失効します。[参照:TOSSY公式 ギフトマネー一覧]
したがって、失効を避けたい場合に最も安全なのは、単に180日という日数だけを覚えるのではなく、ギフトマネー一覧に表示される実際の「失効日」と「出金可能日」を確認することです。
さらに注文照会画面で、自分が出した指値注文が現在も「有効注文」として残っているかを定期的に確認する必要があります。無期限注文であっても、自動取消などが発生していれば「有効注文を持っている」という前提そのものが崩れます。
ギフトマネーは取引損失が出ると現金より先に消費される
もう一つ重要なのが、ギフトマネーの消費順序です。TOSSYでは決済によって損失が確定した場合などに、ギフトマネーが現金よりも優先して消費される仕組みになっています。[参照:TOSSY公式 ギフトマネーとは]
例えば10,000円のギフトマネーを保有している状態で取引を行い、5,000円の確定損失が発生した場合には、条件に応じてギフトマネーから優先的に差し引かれます。
そのため「180日後に1万円を出金したい」という目的の場合、無理に売買を繰り返して失効を防ごうとすると、取引損失によって肝心のギフトマネーを減らしてしまう可能性があります。有効注文を利用する場合でも、約定した場合のリスクを理解しておく必要があります。
出金可能日を迎えても出金予約のタイミングに注意
180日経過後にはギフトマネーが出金可能になりますが、その時点でも失効ルールが無関係になるわけではありません。
TOSSY公式では、ギフトマネーが出金可能になった後でも、出金予定日がギフトマネーの失効日以降となる出金予約を行った場合、出金実行前にギフトマネーが失効して出金できない可能性があると案内しています。[参照:TOSSY公式 ギフトマネーの出金可能日]
したがって、180日経過後に出金可能額へ反映されたことを確認したら、失効日との間に余裕を持って出金手続きを行うことが重要です。
まとめ:無期限の有効注文が残っていれば失効条件には当たりにくいが、完全放置は避けたい
TOSSYのギフトマネーは、付与日から180日経過後に出金可能になります。一方で、90日間にわたって建玉も有効注文も持っていない状態が続くと失効するという別のルールがあります。
TOSSYでは指値注文の有効期限として「無期限」を選択でき、基本的には約定または取消まで有効です。そのため、公式ルールをそのまま当てはめれば、無期限の指値注文が実際に有効注文として残り続けている間は、「90日間、建玉または有効注文を持たない」という失効条件には該当しないと考えられます。
ただし、価格調整や取引規制などによって無期限注文でも自動的に取り消される場合があります。また、現在価格の半額に置いた注文でも、相場急落によって約定する可能性はゼロではありません。
そのため、「半額付近の指値を無期限で置いて180日完全放置」という考え方より、注文照会で有効注文が残っていること、ギフトマネー一覧で失効日と出金可能日を定期的に確認することのほうが重要です。
最終的にはTOSSYのサービス内容やギフトマネーの条件が変更される可能性もあるため、実際に利用する際にはアプリに表示される失効日・出金可能日と最新の公式ルールを確認して判断するのが安全です。
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