FXの自動売買EAを利用していると、設定直後は正常に動いていたのに突然エントリーしなくなったり、EA自体は稼働している表示なのに取引だけ止まったりすることがあります。特に認証機能付きEAやVPS環境で運用している場合は、複数の原因が考えられます。
この記事では、EAが認証確認中になるケースや、手動損切り後にエントリーしなくなった場合に確認すべきポイントを、初心者でも確認できる順番で解説します。
EAが認証確認中のまま動かない主な原因
EA販売者が口座情報を紐付けしていても、EA側で認証サーバーとの通信が正常にできていない場合があります。
認証付きEAでは、EA起動時に開発者側のサーバーへアクセスし、登録された口座番号やライセンス情報を確認しています。この通信が失敗すると、チャート上ではEAが設置されていても売買処理が開始されないことがあります。
例えば、MT4やMT5の設定で「自動売買を許可する」が有効になっていても、EAの認証だけが通っていない場合は、エントリーが一切行われません。
まず確認したいMT4・MT5側の設定
EAが動かない場合、最初に確認するべきなのは取引プラットフォーム側の設定です。
以下の項目を順番に確認します。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 自動売買ボタン | MT4・MT5上部の自動売買が有効になっているか |
| EA設定 | 「自動売買を許可する」にチェックが入っているか |
| DLL設定 | EAによって必要な場合はDLLの使用を許可しているか |
| チャート状態 | EAを設置したチャートが正常に動いているか |
また、VPSを利用している場合は、VPS再起動後にMT4やMT5が正常起動しているかも確認が必要です。
手動で損切りした後にEAが停止する理由
EAによっては、手動決済や手動損切りを行ったことを検知して、その後の新規エントリーを停止する仕組みが組み込まれている場合があります。
これは利用者の資金を守るための安全機能として設定されているケースがあります。例えば、設定した最大損失額を超えた場合や、ポジション管理の整合性が崩れた場合にEAが停止状態になることがあります。
同じEAを利用している他の人が正常に稼働している場合でも、自分の口座だけ停止しているなら、口座固有の状態やEA内部の管理情報を疑う必要があります。
エキスパートログとジャーナルを確認する方法
EAが動いているように見える場合でも、MT4やMT5内部ではエラーが発生している可能性があります。
確認する場所は、画面下部にある「エキスパート」と「ジャーナル」です。
例えば以下のような表示がある場合は原因特定の手掛かりになります。
- 認証エラー
- 口座番号が一致しない
- DLLエラー
- 注文送信エラー
- 取引時間外エラー
- 証拠金不足エラー
EA販売者へ問い合わせる場合も、このログ内容を伝えることで原因解決が早くなる可能性があります。
VPS環境でEAが停止する時に確認するポイント
VPSでEAを運用している場合、パソコンを閉じても取引できるメリットがありますが、環境特有のトラブルもあります。
例えば、VPSの再起動後にMT4が立ち上がっていない、ログイン状態が解除されている、通信が不安定になっているといったケースがあります。
また、複数のMT4を同じVPS内で動かしている場合、別の口座にログインしてしまっているという単純なミスもあります。
EA販売者へ確認する時に伝えるべき情報
EAの開発者へ問い合わせる場合は、「動きません」とだけ伝えるより、具体的な情報をまとめて送ることが重要です。
伝えると確認がスムーズになる情報は以下の通りです。
- MT4またはMT5の種類
- 利用しているFX業者名
- 口座番号
- EAを設置した日時
- 認証画面の表示内容
- エキスパートログの内容
- 手動決済を行った日時
特に認証型EAの場合、開発者側で口座状態を確認できることもあるため、正確な情報提供が重要です。
まとめ:EAが動かない時は設定・認証・安全機能を順番に確認する
FXのEAが突然エントリーしなくなった場合、すぐにEAの故障と判断するのではなく、認証状態、MT4やMT5の設定、ログ、VPS環境を順番に確認することが大切です。
特に手動損切り後に停止した場合は、EAに組み込まれた安全機能や口座状態の変化が原因になっている可能性があります。
原因を特定するには、感覚で設定を変更するのではなく、ログを確認しながら一つずつ確認することが、EAを安定運用するための近道です。
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