需要関数D=120−2p、供給関数S=pに基づく市場で、政府が生産者から価格60で財を購入し、消費者に販売する政策を実施した場合の厚生損失(死荷重)を理解するには、まず均衡点と価格統制による変化をグラフで確認することが重要です。
この記事では、具体的な数値例を用いて、消費者価格、供給量、需要量、そして死荷重を視覚的に理解する方法を解説します。
市場均衡の確認
まず、均衡価格と均衡数量を求めます。
需要量=D=120−2p、供給量=S=pを等式で結ぶと、
120−2p=p ⇒ 3p=120 ⇒ p=40
均衡価格p*=40、均衡数量Q*=S=40
この点をグラフ上に示すと、需要曲線Dと供給曲線Sが交わる点が均衡点となります。
政府介入後の価格と数量
政府が生産者価格を60で買い上げ、消費者価格を30に設定した場合、市場価格が均衡から乖離します。
消費者価格30に対する需要量:D=120−2*30=60
生産者価格60に対する供給量:S=60
この政策により、政府が市場に介入して供給・需要を調整することになります。
死荷重の視覚化と計算
死荷重は、政策により市場が非効率になった部分です。グラフでは、均衡数量Q*=40と政策後の取引量Q=60の間にできる三角形として表されます。
死荷重の面積は、三角形の面積で求められます。
価格差ΔP=政府購入価格−均衡価格=60−40=20
数量差ΔQ=需要量−供給量=60−40=20
死荷重=1/2*ΔP*ΔQ=1/2*20*20=200
グラフ作成のポイント
1. 横軸に数量(Q)、縦軸に価格(P)を取る。
2. 需要曲線D=120−2Pを右下がりで描く。
3. 供給曲線S=Pを右上がりで描く。
4. 均衡点(P=40,Q=40)を交点として記入。
5. 政府価格(P_s=60, P_d=30)を水平線で示す。
6. 死荷重は、均衡数量と政府介入後数量の間で、需要曲線と供給曲線に挟まれた三角形として塗る。
まとめ
政府による価格統制政策では、均衡点から乖離した価格設定により、市場に厚生損失(死荷重)が生じます。今回の例では死荷重は200となります。
グラフを用いることで、需要曲線、供給曲線、政策価格、消費者余剰・生産者余剰・死荷重の関係を視覚的に理解できます。
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