NASDAQ100やFANG+、S&P500などの米国株インデックスに投資していると、「円安になった方が得なのか」「円高になった方が有利なのか」が気になる方も多いでしょう。実際には、株価の値動きだけでなく為替レートも運用成績に大きく影響します。この記事では米国株投資と為替の関係を初心者にもわかりやすく解説します。
米国株インデックス投資と為替の基本的な関係
NASDAQ100やFANG+、S&P500は米ドル建て資産です。そのため、日本円で投資している場合は株価の変動に加えて為替の変動も資産額に影響します。
例えば米国株がまったく値上がりしなくても、円安が進めば日本円換算の評価額は増えます。逆に株価が上昇していても円高になると利益が減る場合があります。
円安になると評価額はどうなる?
一般的に、為替ヘッジなしのNASDAQ100やS&P500投資信託を保有している場合は円安が追い風になります。
例えば1ドル=155円のときに100ドル分の資産を保有している場合、日本円換算では15,500円です。
その後、株価が変わらず1ドル=160円になれば、同じ100ドルでも16,000円になります。
| 為替 | 100ドルの円換算額 |
|---|---|
| 155円 | 15,500円 |
| 160円 | 16,000円 |
| 150円 | 15,000円 |
株価が同じなら円安になるほど日本円での評価額は増加します。
円高になると必ず損なのか?
円高になると円換算の評価額は下がりやすくなります。しかし長期投資では必ずしも悪いことばかりではありません。
積立投資を続ける場合は、円高になると同じ日本円でより多くの米ドル資産を購入できます。
そのため将来の資産形成という観点では、投資を始めたばかりの人や積立中の人にとって円高は必ずしも不利ではありません。
NASDAQ100・FANG+・S&P500で考え方は違う?
為替の影響についてはNASDAQ100、FANG+、S&P500のどれも基本的な考え方は同じです。
違いがあるのは株価変動リスクです。
- FANG+:少数の大型ハイテク企業に集中投資するため値動きが大きい
- NASDAQ100:ハイテク企業中心で成長性が高い
- S&P500:米国大型企業500社に分散投資
短期的には株価変動の方が為替以上に大きな影響を与えることも少なくありません。
長期投資家は円安・円高を気にしすぎなくてよい理由
10年、20年といった長期投資では、為替は上下を繰り返します。
実際に過去を振り返ると1ドル80円台の時期もあれば150円台を超える時期もありました。
そのため、将来の為替を予想して投資判断をするよりも、継続して積立を行い、時間を味方につける方が現実的な戦略と考える投資家が多いです。
まとめ
NASDAQ100やFANG+、S&P500などの為替ヘッジなし商品を保有している場合、保有資産の評価額という観点では1ドル=155円より160円の方が有利です。一方で積立投資中の人にとっては円高局面も安く買えるメリットがあります。短期的には円安が利益を押し上げる要因になりますが、長期投資では為替だけでなく企業の成長や株価上昇も含めて考えることが大切です。
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