S&P500やオール・カントリー(オルカン)などのインデックス投資は、長期的な資産形成の手段として多くの投資家に利用されています。しかし、将来的に大幅な円高になった場合や、リーマン・ショックのような世界的な金融危機が起きた場合、資産価値はどう変化するのか不安に感じる方も少なくありません。
海外資産へ投資する商品には、株価の変動だけでなく為替の影響もあります。この記事では、円高・世界的な株価暴落がS&P500やオルカンに与える影響、そして長期投資でどのように考えるべきかを解説します。
S&P500やオルカンは為替の影響を受ける
S&P500やオルカンは海外の株式へ投資するため、日本円で購入している投資家は株価だけでなく為替レートの影響も受けます。
例えば、米国株が10%上昇していても、同時に円高が10%進めば、日本円で見た評価額はほとんど変わらない可能性があります。
逆に円安になると、海外資産の円換算額は増えるため、株価が大きく上昇していなくても日本円での評価額が伸びることがあります。
大幅な円高になった場合S&P500やオルカンはどうなるのか
急激な円高が発生すると、日本円で保有しているS&P500やオルカンの評価額は一時的に下落する可能性があります。
例えば、1ドル150円の時に購入した米国株式が、1ドル100円まで円高になった場合、株価が変わらなくても円換算では約33%価値が低下します。
ただし、為替は景気や金利、国際情勢によって変動するものであり、長期間同じ方向に動き続けるとは限りません。
円高は海外投資家にとって必ず悪いことなのか
円高になると短期的には日本人投資家の海外資産評価額にはマイナス要因になります。しかし、海外投資そのものの価値が失われるわけではありません。
例えば、円高によって米国株を安く購入できる環境になるため、積立投資を続ける投資家にとっては将来の買付価格を下げる効果があります。
毎月一定額を投資する方法では、円高局面で多くの海外資産を購入できるため、長期的にはメリットになる場合もあります。
リーマン・ショック級の金融危機が起きた場合の影響
世界的な金融危機が発生すると、S&P500やオルカンの価格は大きく下落する可能性があります。
実際にリーマン・ショックでは、世界中の株式市場が大幅に下落し、米国株も大きな影響を受けました。そのため、インデックス投資でも短期間で大きな含み損を抱えることがあります。
例えば、100万円投資していた資産が一時的に60万円や70万円になるような状況も、株式投資では起こり得ます。
暴落時でも長期投資が重要と言われる理由
株式市場は過去にも何度も大きな下落を経験してきましたが、その後回復して成長してきました。
S&P500やオルカンのような幅広い銘柄へ分散投資する商品は、一部企業の問題だけで資産全体が消えるリスクを抑えています。
もちろん将来も必ず同じように回復する保証はありませんが、長期投資では短期的な下落よりも、世界経済全体の成長を取り込む考え方が重要になります。
円高や暴落への備えとしてできること
海外投資を続ける場合、為替や株価の変動を完全に避けることはできません。そのため、投資方法を工夫してリスクに備えることが大切です。
例えば、一度に大きな金額を投資するのではなく、毎月積立を行うことで購入タイミングを分散できます。
また、海外株式だけに偏らず、日本円の現金や国内資産なども保有することで、資産全体の値動きを抑えることができます。
オルカンとS&P500では円高時の影響に違いがある
S&P500は米国企業のみを対象とするため、基本的には米ドルの影響を強く受けます。
一方、オルカンは米国だけでなく、日本、欧州、新興国など世界中の株式へ分散しています。そのため、米国以外の通貨や地域の影響も受けます。
ただし、どちらも海外資産への投資である以上、円高による為替リスクは存在します。商品選びでは、自分がどの程度のリスクを許容できるかを考えることが重要です。
まとめ:円高や暴落は短期的なリスクだが長期視点が重要
S&P500やオルカンは、円高になると円換算で評価額が下がる可能性があります。また、リーマン・ショックのような金融危機では、一時的に大きな下落を経験することもあります。
しかし、長期投資では市場の成長や積立による購入価格の平均化が重要になります。短期的な為替変動や暴落だけで判断せず、自分の投資期間や資産配分を考えながら運用することが大切です。
海外インデックス投資では「下落しないこと」ではなく、「下落した時にも継続できる仕組みを作ること」が長期的な成功につながります。
こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。


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