米国株ETF(1655など)は10年で2倍なら十分?PERと暴落リスクから考える長期投資の考え方

株式

米国株ETFへの投資を検討するとき、「10年間保有して資産が2倍になれば成功なのか」「リーマンショックのような大きな下落が起きた場合、元本割れする可能性はあるのか」といった疑問を持つ人は少なくありません。特に現在の株価水準やPER(株価収益率)が高い時期には、将来のリターンとリスクを冷静に考えることが重要です。この記事では、米国株ETFを長期保有する場合の期待リターンや暴落時の考え方について解説します。

米国株ETFを10年保有して2倍になる意味

投資した資産が10年間で2倍になる場合、年平均のリターンは単純計算ではなく複利で考える必要があります。

例えば100万円を投資して10年後に200万円になった場合、年間平均リターンは約7.2%になります。株式投資の長期的な期待リターンとして見ると、これは十分に魅力的な水準です。

ただし、毎年安定して7%以上増えるわけではありません。株式市場では上昇する年もあれば、大きく下落する年もあります。10年間という期間でも、投資開始時期によって結果は大きく変わります。

PERが高い時期の米国株投資で注意すること

PER(株価収益率)は、株価が企業利益の何倍まで買われているかを示す指標です。一般的にはPERが高いほど、投資家が将来の成長を期待して株価を高く評価している状態と言えます。

例えば、PER20倍の市場では、現在の利益水準に対して20年分の利益を株価が織り込んでいると考えることができます。ただし、PERが高いから必ず下落する、高いから投資してはいけないという単純な判断はできません。

米国企業は過去に高い成長を続けてきたため、投資家が将来の利益成長を期待して高い評価をしている場合があります。一方で、期待が大きいほど、業績悪化時には株価下落も大きくなる可能性があります。

リーマンショック級の暴落が起きた場合のリスク

株式投資では、大きな経済ショックによる急落を完全に避けることはできません。過去には金融危機や感染症拡大などによって、株式市場が大幅に下落したことがあります。

例えば、リーマンショック時には米国株市場も大きく下落し、一時的には資産価値が半分近くまで減少するような状況も発生しました。

そのため、米国株ETFに10年間投資する場合でも、途中で大きな含み損を抱える可能性があります。投資開始直後に暴落が起きた場合、数年間マイナスの状態が続くこともあります。

長期投資では暴落後の回復期間も考える

長期投資で重要なのは、一時的な下落ではなく、最終的な売却時点でどのような価格になっているかです。

過去の株式市場では、大きな暴落の後に時間をかけて回復してきた例があります。しかし、回復までの期間は暴落の原因や経済環境によって異なります。

例えば10年間投資する予定でも、9年目に大きな下落が起きれば、売却時点では元本割れしている可能性があります。そのため、「10年投資すれば必ず利益が出る」と考えるのは危険です。

米国株ETF投資で考えておきたいリスク管理

長期投資をする場合でも、投資金額や資産配分を考えることが大切です。

  • 生活費とは分けた余裕資金で投資する
  • 一度に全額投資せず時間分散を検討する
  • 株式以外の資産も組み合わせる
  • 暴落時に売却しない投資方針を決めておく

例えば、100万円を投資した場合に一時的に50万円まで下落しても保有を続けられるかを事前に考えておくことが重要です。

値下がりした時に不安になって売却してしまうと、その後の市場回復による利益を逃してしまう可能性があります。

1655などの米国株ETFを選ぶ際に確認したいポイント

米国株ETFへ投資する場合は、単純な過去リターンだけではなく、連動する指数、経費率、分散度なども確認する必要があります。

ETFによって投資対象は異なり、米国全体に広く投資するものもあれば、特定の企業群や指数に集中するものもあります。

自分がどの程度の値下がりまで耐えられるのか、何年間投資できるのかを考えたうえで、自分に合った商品を選ぶことが大切です。

まとめ

米国株ETFに10年間投資して資産が2倍になることは、長期投資として十分に良い結果と言えます。年平均約7%の複利運用は、株式投資の目標として現実的な水準です。

一方で、PERが高い時期に投資する場合や、リーマンショックのような経済危機が起きた場合には、一時的な大幅下落や10年後の元本割れリスクも存在します。

重要なのは、将来の利益だけを見るのではなく、暴落時にも投資を続けられる資金計画と心構えを持つことです。米国株ETFは長期的な成長を期待できる投資先の一つですが、リスクを理解したうえで利用することが大切です。

株式
最後までご覧頂きありがとうございました!もしよろしければシェアして頂けると幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございました!もしよろしければシェアして頂けると幸いです。
riekiをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました