投資信託を選ぶ際、「毎月や定期的に配当金のような分配金がもらえる商品」と「オール・カントリー(オルカン)のような分配金を出さずに運用する商品」のどちらが良いのか迷う人は少なくありません。
特に、実際にお金を受け取れる配当型の投資信託は魅力的に感じますが、長期的な資産形成では単純に分配金の有無だけで優劣を判断することはできません。この記事では、配当金がもらえる投資信託とオルカンのような再投資型投資信託の違いや、どちらが資産形成に向いているのかを分かりやすく解説します。
配当金がもらえる投資信託の仕組み
一般的に投資信託で受け取るお金は「分配金」と呼ばれます。これは投資信託が保有している株式などから得た配当金や運用による利益などを、投資家へ払い出す仕組みです。
例えば、投資信託が保有している企業から配当金を受け取った場合、その収益の一部を投資家へ分配する商品があります。
分配金を受け取れる投資信託は、定期的な収入を得たい人にとって魅力があります。一方で、分配金を出すことによって投資元本や将来の成長に影響する場合もあります。
オルカンが分配金をほとんど出さない理由
オルカン(全世界株式型の投資信託)は、多くの場合、運用によって得た利益を投資家へ分配せず、ファンド内部で再投資する仕組みになっています。
再投資された利益は、さらに株式などの購入資金となるため、長期間運用する場合には複利効果を期待できます。
例えば、企業から受け取った配当金を投資家へ渡すのではなく、その資金でさらに世界中の企業へ投資することで、資産全体の成長を目指す仕組みです。
分配金あり投資信託は本当に儲からないのか
「分配金がある投資信託はオルカンより儲からない」と一概に言うことはできません。しかし、長期的な資産形成という観点では、分配金を頻繁に出す商品は不利になる場合があります。
理由は、投資で得た利益を途中で受け取ると、その分だけ再投資に回る資金が減るためです。
例えば、100万円を運用して利益が10万円出た場合、その10万円を分配金として受け取ると、その後の運用対象は100万円のままです。一方、利益を再投資する場合は110万円を元にさらに運用できるため、長期間では差が広がる可能性があります。
分配金には注意すべきポイントがある
投資信託の分配金を見る際に注意したいのは、すべての分配金が運用による利益とは限らないことです。
投資信託によっては、利益ではなく投資家自身の元本を取り崩して分配金を出す「元本払戻金(特別分配金)」が含まれる場合があります。
例えば、毎月高い分配金を受け取っていても、実際には自分が投資したお金の一部が戻ってきているだけというケースもあります。そのため、分配金の金額だけを見るのではなく、基準価額や運用成績も確認することが重要です。
配当金を受け取る投資信託が向いている人
分配金を受け取れる投資信託が悪いわけではありません。定期的な収入を得たい人にとっては、メリットがあります。
例えば、老後生活で毎月の生活費の補助として投資資産から現金を受け取りたい場合、分配型の商品を利用する考え方もあります。
資産を増やすことよりも、現在の生活に使えるお金を得ることを重視する場合は、分配金のある投資信託が選択肢になることがあります。
長期的な資産形成では再投資型が選ばれる理由
若い世代や長期間資産を運用できる人の場合、分配金を出さずに利益を再投資するタイプの投資信託が選ばれることが多くあります。
これは複利効果を活用しやすいためです。利益がさらに利益を生む状態を長く続けることで、時間をかけて資産成長を目指せます。
例えば、20年や30年後の老後資金を準備する目的であれば、途中で現金化するよりも、運用資金を大きく保ちながら成長を目指す方法が合理的な場合があります。
まとめ|配当型投資信託とオルカンは目的によって選ぶ
配当金がもらえる投資信託が必ずオルカンより儲からないわけではありません。しかし、長期間で資産を増やす目的の場合、分配金を出さずに再投資する投資信託は複利効果を活かしやすい特徴があります。
一方で、定期的な収入が欲しい人にとっては、分配金を受け取れる投資信託にもメリットがあります。
重要なのは「どちらが正解か」ではなく、投資の目的が資産を増やすことなのか、定期的な収入を得ることなのかを明確にして、自分に合った商品を選ぶことです。
こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。


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